こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
『100分de名著』は
大好きな番組です。
毎週、録画して
熱心に観ています ♪♪
1ヶ月かけて
1冊の書物を
紹介してくれる番組です。
作品に合わせて
指南役の
先生だけでなく
ナレーション
アニメーション
そして
朗読を
担当なさる方が
みんな
変わります。
これが
たいへん面白い…‼︎
さらに
司会の
伊集院光さんの
独特の視点と
絶妙なたとえ話と
共感できる作品の所感が
見所でもあります ♪♪
今月の名著は
スペインの哲学者
オルテガ・イ・ガセット
(1883 - 1955)が著した
『大衆の反逆』
大衆社会論の
嚆矢となる名著です。
指南役の
中島岳志先生
(東京工業大学教授)の
知的で
ぬくもりのある話し方や
成熟した
男性だけが持つ
色香漂う
かっこよすぎる朗読に
うっとり。。。🍀(╹◡╹)🍀
楽しみポイントが
たくさんある、この番組 ♪♪
今週の放送
第3回 『 死者の民主主義 』は
不覚にも
ぽろぽろ
泣いてしまいました…。
まさか
政治の書物で
これほどまでに
心を揺さぶられるなんて……。
理由は
ふたつあるのですが
この記事では
まず、ひとつめを。
作者の
オルテガ・イ・ガセットが
生きた時代を
理解するため
同時代を
生きた詩人
詩が紹介されました。
湖に 浮かべた
ボートを 漕ぐように、
人は 後ろ向きに
未 来 へ 入 っ て ゆ く。
手漕ぎのボートを
まっすぐに
進ませるためには
逆の方向を
しっかりと見て
漕がなくてはなりません。
人間の
時間の歩みも
過去を
直視することによってこそ
まっすぐ
前に
進んでゆくことが
できるのではないか……。
つまり
過去を
しっかりと
みつめてこそ
未来に向かって
まっすぐに、進んでゆける。。。🍀
過去を
みつめることは
後ろ向きの
行動ではなくて
素晴らしい
未来志向である……🍀
この
くだりには
思わず
鳥肌が
立ってしまいました。
ほんとうに、
そうだと思えて。。。
湖に 浮かべた
ボートを 漕ぐように、
人は 後ろ向きに
未 来 へ 入 っ て ゆ く。
深い、言葉ですね。。。🍀
(╹◡╹)
小島香奈子
( 次回の記事に、続きます。)
🍀小島香奈子の朗読イベント情報(╹◡╹)🍀 https://acros-info.jp/events/16602.html