こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
「 この本、すごくおもしろいよ♬ 」
そう言って
妹が貸してくれたのは
吉田篤弘さんの
『 雲と鉛筆 』という本でした。
ちょうど
300冊目に
出版された本という
記念すべきこの本は
小説のような
エッセイのような…
哲学書のような
自己啓発のような…
長い長い詩のような…
おとなのための童話のような…
とても
不思議な味わいのある
素敵な本でした。。。🍀
まず
本の佇まいが、美しい…★
実は
この本の
装丁デザインも
作者の
吉田篤弘さんが
なさっているのです。
奥様の
吉田浩美さんとご一緒に…🍀
実は
おふたりは
★ クラフト・エヴィング商會 ★
という名義で
本の
デザインのお仕事も
なさっているのです…🍀
そして
本文中に挿入された
シンプルな
可愛らしいイラストも
作者の
吉田篤弘さんが
お描きになられたものなのです…★
🍀 シンプルなのに
奥が、深い。。。 🍀
わたしが
こよなく愛するものの、共通点です。
この本は
シンプルなのに
とてもとても
奥の深い本なのです。。。
読者の
受け止め方によって
小説にも
エッセイにもなる…。
哲学書にも
自己啓発本にもなる…。
長い長い
一編の詩にもなりうるし…
おとなのための
静謐な童話にもなる。。。🍀
この本は
読むひとの
こころの在り方によって
柔らかく
自在にかたちを変えるのです…🍀
掴みどころがなくて…
透きとおっていて…
ひんやりと、冷たくて…
ほんのりと、あたたかい。。。
この
不思議な読後感は
この本を
お読みになられたら
きっと
おわかりになるはずです。。。🍀
いたるところに
アフォリズムが散りばめられ…
それが
冬の
星座のように
きらきらと輝いている。。。★
この本は
そんな本です…🍀
そして
読んでいると
思わず
すこしだけ苦いお茶や…
美味しい
コーヒーが飲みたくなります…🍀
窓から
空を眺めて
鉛筆で
雲の絵を描いたり…
壊れた
ジューサーミキサーを
台所の
テーブルの上に置いて
静かに
眺めてみたくなるのです。。。🍀
時間は
ゆったりと流れ…
白い雲が
空に浮かんで
かたちを
変えながら流れてゆき…
鉛筆を削る
シャリシャリという
静かな音だけが
世界に
響いている。。。🍀
それに
登場人物の
ニックネームが
すごく面白いのです♬
◆人生
◇バリカン
◆アクビ
◇ジュットク…
それぞれの
個性と生き様とが
凝縮されたような
ユニークな、ニックネーム…♬
もしも
この本の主人公が
自分自身に
ニックネームをつけるならば…
きっと《 鉛 筆 》。
そして
もしも、わたしに
ニックネームを
つけてくれるとしたら…
きっと…
🍀 朗 読 🍀
なんだろうな…♬
この不思議な物語。
秋の夜長に
おすすめの一冊ですよ。
🍀(╹◡╹)🍀
小島香奈子
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