♡小島香奈子の今日も朗読日和♡

🍀福岡市在住の朗読家・朗読講師の小島香奈子のブログです🍀

◆芸術の域に、達するためには…🍀

 

こんにちは。

朗読家・朗読講師の小島香奈子です。

 


先週も

このブログで

ご紹介しましたが…

 


NHK Eテレ

 


毎週火曜日の

22時から放送されている

 


   『 先人たちの底力 知恵泉 』

 


先週と今週は

2週にわたって

 


江戸川乱歩

取り上げられました♬

 


江戸川乱歩ファンの

わたしは

 


録画して

楽しく観ました(╹◡╹)♬

 


今週のテーマは

 


    🍀 江戸川乱歩・後編 🍀

 ~ 新たなジャンルを切り開くには? ~

 


今でこそ

老若男女を問わず大人気の

 

 

《   ミステリー 》というジャンルですが…

 


最初から

今のように

 


大人気の

ジャンルだったわけでは

なかったのだとか。。。

 


日本の

ミステリー文学の

 


草分け的存在である

江戸川乱歩。。。🍀

 


大人をも唸らせる

鮮やかなトリックで

ミステリーのファンを増やし…

 

 

ご存知

《   少年探偵団シリーズ 》では  

 


日本中の

こども達を虜にして

 


ミステリーファンを

一気に増やすことに成功します…🍀

 


それは

大きな成功であり

 


素晴らしい

功績であると思います★☆

 


けれど。。。

 


番組の中で

 


  🍀   ミステリーを

     芸術の域にまで高めたひと 🍀

 


として

紹介されたのは。。。

 


江戸川乱歩ではなくて

 


なんと

《   松本清張 》だったのです。。。!!

 


江戸川乱歩

 


実は

作家としてだけではなく…

 


推理小説雑誌

『宝石』の編集長も務めています…🍀

 


ミステリーという

ジャンルの隆盛のために

 


自分の専門である

本格推理小説だけにとどまらずに

 


曽野綾子

吉行淳之介など

 


推理作家以外にも

推理小説の依頼をしていました…★

 


さらには

江戸川乱歩のことを

 


《   初期の短編だけを残して

    死んでいたら、 大変な天才だった 》と

 

 

痛切な批判した

松本清張にも

連載を依頼したのでした。。。 

 


そうして

生まれた傑作が

 


松本清張

『  点と線  』なのです。。。🍀

 


自分のことを

酷評した松本清張

 


執筆の

依頼をした

 


江戸川乱歩

寛容さにも驚きましたが。。。

 


わたしが

一番驚いたのは   

 


何を持って

ミステリーを

 


芸術の域に

高めたとしたかの《  解説  》でした。。。🍀

 


金城学院大学教授の

小松史生子先生のお話によると…

 


  🍀 平凡なことを、描けたから。 🍀

 


江戸川乱歩

作品に出てくる

 


犯人や

登場人物や

描かれている出来事は

 

 

エキセントリックと

言えるでしょう。。。★☆

 


そこが

摩訶不思議な

 


独特な魅力を

醸し出してはいるのですが…

 


自分の

身の周りに存在したり…

 

 

日常の中で

起こりうる出来事だとは

 


あまり

思えません。。。

 


一方で

松本清張の作品には

 


読者層と

重なるような

 

 

   🍀  どこにでもいそうな、平凡な人物 🍀

 

 

が登場します。

 


舞台となる

社会や時代も

 


出版当時の

日本の姿がリアルに描かれ…

 


犯人の

犯罪の動機も

極めてリアルでした。。。

 


その平凡で

リアルな世界を

 


生き生きと

描けたことによって

 


ミステリーは

芸術の域に高められた……

というのです。

 


例として

挙げられたのは

 


俳句を

芸術の域にまで高めた

松尾芭蕉でした。。。🍀

 

(   江戸川乱歩自身も

  ミステリー界の松尾芭蕉

  長年、探し求めていました…。)

 


松尾芭蕉

 


俳諧を俳句として

芸術の域にまで高めたひととして

 


学校で習いますが…

 


いったい

何を高めたことによって

 

 

俳句を

芸術の域にまで

高めたと評価されたのかは

 


わたしは

恥ずかしながら

知りませんでした。。。

 


金城学院大学教授の

小松史生子先生の解説によると…

 

 

松尾芭蕉

 


それまでの

花鳥風月を詠む様式美に対抗して

 


俳句の中に

庶民的な感覚を持ち込み

 


それを

描けたからこそ

 


俳句が

芸術の域にまで

高まったと評価された。。。

 


そうなのです。

 

 

わたしは

びっくりしてしまいました!!

 


平凡なことを

生き生きと描けることが

 


芸術の域に達した証… !!(╹◡╹)!!

 


もちろん

この点については

 


さまざまな考え方や

捉え方はあるでしょうが…

 


たいへん

興味深いお話だと

 


わたしは

感銘を受けました。。。🍀

 


つまり

芸術というものは 

 


一部の

インテリのものではなくて

 


多くの

ひとびとにとって

 


リアルに

感じられて…

 


共感できて…

 


わかちあえるもの…。

 


そういうもので

なければならないのだと

教えてもらったような気がしたのです…🍀

 


そして

 


もし

そうであるならば…

 


朗読表現も

芸術の域に達する可能性が

 

 

充分にあると

確信することができたのです…🍀

 

 

 

小島香奈子

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ニッセイ・ライフプラザ天神セミナー

★クリスマス ギターコンサート★

 

★Guitar   岩松 知宏

☆Violin     櫻野 貴史 

★朗読  小島 香奈子

 

★2019年12月23日(月)

 開  場 17時20分〜

 開  演 17時45分〜

 終演予定 18時50分頃

 

★無料のコンサートです♬

 

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