こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
更新しました♬ (╹◡╹) ♬
わたしは今
大好きな
八木重吉の詩集『貧しき信徒』の詩を
一編ずつ
大切に朗読して
YouTubeに投稿しています…🍀
さきほど
30本目の動画を、投稿しました♬
詩集『貧しき信徒』
全103編ある中の30番目の作品です…🌸
こんな詩です♬
『 悲しみ 』
かなしみと
わたしと
足をからませて たどたどとゆく
( 青空文庫で
103編すべての詩を
読むことができます…🍀 )
♬ こんな感じで、朗読しました ♬
( ↑ このURLをクリックすると
動画に飛びます♬ )
この詩だけを
切り取ってみつめたとき。。。
本当に
胸が締めつけられるような
重たい悲しみが
込みあげてきます。。。
八木重吉は
若くして
結核を病み…
中学校の
英語の先生の仕事も
辞めざるを得なくなり…
まだ幼い
ふたりのこどもたちを抱えて
将来のことを
憂えない日はなかっただろうと
推測されます。。。
かなしみと
自分が
足を
からませて
歩むという発想は
極めて
詩人らしい発想であり…
《 たどたどと 》という
非常に効果的ですね。。。
ほんとうに
この詩だけを
みつめたときには…
やりきれないような
悲しみで
胸が
いっぱいに
なってしまいます。。。
ところが…🍀
この詩集を
最初から順番に読んでいると。。。
すこしだけ
視点の異なる
アプローチも
可能になってくるのです…🍀
昨日
ご紹介した
29番目の作品
『 美しくあるく 』を
覚えていらっしゃいますか…?
この作品は…
せっせっ せっせっ と歩く
こどもの
歩き方に注目した
たいへん
ユニークな作品でした♬
そして
『 美しくあるく 』に出てくる
《 すこし きたならしく あるく 》
という
表現について
わたしは
幼いこどもの
すこし
危なっかしい歩き方の
テンポや
リズムのことを
八木重吉は
そう表現したのではないかと
考えたのです。。。
その視点で
次の作品にあたる
この
『 悲しみ 』の
《 足をからませて
たどたどと ゆく 》
という表現を
じっと、みつめていると。。。
なんとなく
ひとつ前の作品
『 美しくあるく 』と
響いてくるところが、あるなぁ。。。
そんな風に
感じたのです…🍀
この
『 悲しみ 』の詩から逆算してみて…
『 美しくあるく 』の
こどもの
歩き方を、想像してみたり。。。🍀
このような
作品へのアプローチの仕方は
俳句の句集や
短歌の歌集を味わうときと
すこし、似ています…🍀
ちなみに
朗読作品にする際は
この作品のみを…
純粋に
味わう形で
表現してみました♬
あなたにも
楽しんで頂けましたら
とっても
嬉しいです♬
いつも
最後まで 読んでくださって
本当に
どうもありがとうございます…🍀
🍀(╹◡╹)🍀
小島香奈子
🍀 朗読イベント
延期のお知らせとお詫び 🍀
2020年6月20日(土)
アクロス福岡・円形ホールにて
開催を予定しておりました
🍀朗読ここ・からあなたへプロジェクト🍀
◆朗読公演◆
『朗読とギターで奏でる物語』vol.7
および
◆小島香奈子の朗読ワークショップvol.9
〜芥川龍之介 『仙人』を読もう!〜
感染拡大防止のために
🍀 来年 2021年2月13日(土)🍀
延期することにいたしました。
楽しみにしていてくださった皆様には
心より深くお詫び申し上げます。
何卒ご理解のほど
よろしくお願い申し上げます。
もしも何か
ご不明な点がございましたら、
どうぞいつでも
ご遠慮なくお問い合わせくださいませ。
🍀お問い合わせ先🍀
朗読ここ・からあなたへプロジェクト
事務局yoakenococoa@gmail.com
🍒YouTubeのご案内🍒
『小島香奈子の朗読ライブラリー』
現在、
八木重吉の詩集『貧しき信徒』より
一編ずつ、朗読してお届けしています
♬ (╹◡╹) ♬
①『母の瞳』 八木重吉
②『お月見』八木重吉
③『花がふってくると思う』八木重吉
④『涙』八木重吉
⑤『秋』八木重吉
⑥『光』八木重吉
⑦『母をおもう』八木重吉
⑧『風が鳴る』八木重吉
⑨『こどもが病む』八木重吉
⑩『ひびいてゆこう』八木重吉
⑪『美しくすてる』八木重吉
⑫『美しくみる』八木重吉
⑬『路( みち)』八木重吉
⑭『かなかな』八木重吉
⑮『山吹』八木重吉
⑯『ある日』八木重吉
⑰『憎しみ』八木重吉
⑱『夜』八木重吉
⑲『日が沈む』八木重吉
⑳『果物』八木重吉
㉑『壁』八木重吉
㉒『赤い寝衣』八木重吉
㉓『私』八木重吉
㉔『奇蹟』
㉕『花』八木重吉
㉖『冬』-① 八木重吉
㉗『不思議』八木重吉
㉘『人形』八木重吉
㉙『美しくあるく』八木重吉
㉚『悲しみ』八木重吉