こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
更新しました♬ （╹◡╹） ♬
わたしは今
大好きな
八木重吉の詩集『貧しき信徒』の詩を
一編ずつ
大切に朗読して
YouTubeに投稿しています…🍀
さきほど
８０本目の動画を、投稿しました♬
詩集『貧しき信徒』
全１０３編ある中の８０番目の作品です…🌸
こんな詩です♬
『 お銭 』
さびしいから
お銭を いじくってる
（ 青空文庫で
１０３編すべての詩を
読むことができます…🍀 ）
♬ こんな感じで、朗読しました ♬
（ ↑ このURLをクリックすると
動画に飛びます♬ ）
タイトルの
『 お銭 （ おあし ）』とは。。。🍀
インターネットで
みつけた『 隠語大辞典 』によると…
①銭の異名。
小銭を云ひて、紙幣其他価多き
貨幣には用ゐず。
②銭の異称。
③あし（※「あし」）の条を見よ。
④銭のこと。
足があつて逃げて行くように、
いつの間にかなくなるという意味。
と、説明されています…🍀
現在では
あまり使われない言い方ですが
漢字の通り
紙幣ではなくて
硬貨のことを、指すようです…🍀
あんまり
淋しくてたまらないから…
小銭を
いじくっている、なんて…
なんとも
切なく、哀しく、
いじらしい詩です。。。🍀
現実の
リアリティと…
八木重吉の
壊れてしまいそうな繊細な感性とが
わずか
２行のなかに、凝縮されています…🍀
ところで…♬
八木重吉は
１８９８年（ 明治３１年 ) に生まれて…
１９２７年（ 昭和２年 ）に
２９歳の若さで
亡くなっていますから。。。
おそらく
この詩を書いたときに
日本で
使用されていた硬貨は。。。
◆ 大型五銭白銅貨
（おおがた５せんはくどうか）
◆ 小型５０銭銀貨
（こがた５０せんぎんか）
◆ 小型五銭白銅貨
（こがた５せんはくどうか）
◆ 十銭白銅貨
（１０せんはくどうか）
◆ インドシナ貿易銀
（いんどしなぼうえきぎん）
など、なんですね…🍀
ご覧に
なられたこと、ありますか…？？
わたしは一枚も
実物を見たことはありません。。。
大正生まれの
祖母が生きていたら…
当時の
硬貨について
聞いてみたかったなぁ。。。🍀
現在
わたしたちが
使用している硬貨とは
もう
まったく
見た目が違うんですよ！！
そうして。。。
この
時代の
日本の硬貨の写真を…
著作権フリーで
商用利用OＫで
帰属表示の不用な
無料の
写真素材の中から。。。
みつけることは
できませんでした…（╹◡╹）💦💦💦
この作品の
静止画の写真、どうしようかなぁ。。。💦💦
迷いながら…
はじめに
作ったのは、この２案でした…🍀
◆１案目◆
さわやかな
感じがしてしまい…
詩の内容に
合っていません。。。💦💦
あと
おそらくこの詩では
たぶん
１枚の硬貨を…
多くても
２、３枚の硬貨を
いじくっていたように思うので…
この写真だと
やはり、イメージが違うんですよね…。
なによりも
あんまり《 貧しき 》って
感じがしないですし…💦
◆２案目◆
可愛く
ユーモラスな
感じがしてしまい…
ますます
詩の内容に
合っていません。。。💦💦
でも
それ以外の写真だと
明らかに
外国の硬貨で。。。
明治の終わりから
昭和の始めにかけて使用された
日本の硬貨とは
明らかに、違うんです。。。💦💦
硬貨以外の
写真にしようかな、とも
思ったのですが…
それだと
タイトルの『 お銭 』が…
ものすごーく
イメージしにくくなってしまうなぁ。。。と
この案も
却下にしました。。。💦
それで
あれこれ悩んだ挙げ句に
明らかに
外国の硬貨ですが。。。
比較的
詩の内容に
合っているように思われた
写真を
使用することにしたんです…🍀
こういう点で
迷ったり、悩んだりするのは
最低でも
写真一枚は
静止画として必要な
🍀 YouTube 🍀 という
世界ならではのことだなぁ…と
とても
新鮮に感じて
すごく楽しんでいます♬（╹◡╹）♬
これが
朗読イベントだったら
『 お銭 』そのものの
簡単な
説明はしますけれど…
（ 耳だけで聞くと【 おあし 】ですから…
お客様の中には
本当に
なんのことかわからない方が
いらっしゃる
可能性があるからです…🍀 ）
映像については
お客様
おひとり、おひとりの
想像に
お任せするところです…🍀
こういうとき
新しいことに
挑戦しているんだなぁ…！！
そんな
ワクワクを覚えます♬
🍀（╹◡╹）🍀
あなたにも
楽しんで頂けましたら
とっても
嬉しいです♬
いつも
最後まで 読んでくださって
本当に
どうもありがとうございます…🍀
🍀（╹◡╹）🍀
小島香奈子
🍒YouTubeのご案内🍒
『小島香奈子の朗読ライブラリー』
現在、
八木重吉の詩集『貧しき信徒』より
一編ずつ、朗読してお届けしています
♬ （╹◡╹） ♬
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◆72本目◆『霧』八木重吉
◆73本目◆『故郷』八木重吉
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◆75本目◆『豚』八木重吉
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◆80本目◆『お銭』八木重吉
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