こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
更新しました♬(╹◡╹)♬
宮沢賢治の
『 猫 』です…🍀
この作品で
YouTubeへの投稿は
205本目となります♬
この作品も
青空文庫で、読むことができます…🍀
♬ こんな感じで、朗読しました ♬
( ↑ このURLをクリックすると
動画に飛びます♬ )
わたしが
YouTubeに投稿した
宮沢賢治の作品は
これで、3本目になりますが…★
この作品もまた
なんとも
不思議な作品ですよね…★☆
童話のようでもあり
随筆のようでもあり…
捉えどころのない
摩訶不思議なテイストの作品です…★☆
ごくごく
短い作品ですから
ここに
全文をご紹介しますね♬
🍀(╹◡╹)🍀
『 猫 』 宮沢賢治
(四月の夜、とし老った猫が)
友達のうちのあまり明るくない電燈の
向ふにその年老った猫がしづかに顔を
出した。
(アンデルゼンの猫を知ってゐますか。
暗闇で毛を逆立てゝパチパチ火花を
出すアンデルゼンの猫を。)
実になめらかによるの気圏の底を猫が
滑ってやって来る。
(私は猫は大嫌ひです。猫のからだの
中を考へると吐き出しさうになります。)
猫は停ってすわって前あしでからだを
こする。見てゐるとつめたいそして
底知れない変なものが猫の毛皮を網に
なって覆ひ、猫はその網糸を延ばして
毛皮一面に張ってゐるのだ。
(毛皮といふものは厭なもんだ。毛皮を
考へると私は変に苦笑ひがしたくなる。
陰電気のためかも知れない。)
猫は立ちあがりからだをうんと延ばし
かすかにかすかにミウと鳴きするりと
暗の中へ流れて行った。
(どう考へても私は猫は厭ですよ。)
【 引用 終わり 】
うーん。。。
なんて
不思議なテイストの
作品なのでしょう。。。★☆
そして…
《 暗闇で毛を逆立てゝ
パチパチ火花を出す
アンデルゼンの猫 》
という描写では
思わず
『 セロ弾きのゴーシュ 』の
三毛猫を
思い出しますよね♬
🌸(╹◡╹)🌸
ところで♬
実は
この作品は…
宮沢賢治文学を
研究なさっている方々からすると
ちょっと
問題作と言いますか…★☆
論争のもとに
なってしまう
作品のようなのです。。。
なぜなら
『 注文の多い料理店 』
『 セロ弾きのゴーシュ 』
『 どんぐりと山猫 』
『 猫の事務所 』
など…★☆
宮沢賢治の作品の中には
《 猫 》が
登場する名作が多いんです…♬
それなのに…⁉️
宮沢賢治は、
ほんとうは
猫が大嫌いなの…⁉️⁉️⁉️
びっくり
してしまいますよね…★☆
そこで
この作品では…🍀
朗読のあとに
《 おまけ 》をつけてみました♬
この
《 おまけ 》をご覧頂くと…🍀
きっと
作品の印象が
がらりと
変わると思いますよ♬
🍀(╹◡╹)🍀
ぜひ
あなたに
お楽しみ頂けたら
とっても嬉しいです…🌸
いつも
最後まで
読んでくださって
本当に
どうもありがとうございます!!
🍀(╹◡╹)🍀
あなたの
新しい毎日にも
たくさんの
幸せが訪れますように…♬
小島香奈子
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