こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
もしかしたら
昨日
わたしの足元を見て
「 あれ…！？ 」
と思った生徒様が
いらっしゃったかもしれません…。
昨日
わたしは
黒い
ショートブーツを
履いていました。
そして
それは
交通事故から
復帰したあと
初めてのことだったのです。
復帰後
わたしは
どうしても
スーツでないといけない
仕事のとき以外は
ずっと
白い
スニーカーを
履いていたのです…。
昨年の春。
車に
撥ねられて
入院したとき
リハビリの為に
スニーカーが必要でした。
痛みのために
動かすことの出来なかった
わたしの足は
ギョッとするほど
膨れあがり
まるで
血が
通っていないのではないかと
不安になるくらい
氷のように
つめたく
青みがかって
不気味な状態に
なっていました。。。
もともと
わたしは
足が大きいこともあり
女性用の
スニーカーは
入りませんでした…。
そんな
わたしのために
母が
購入してくれたのは
男性用とはいえ
中が
ふかふかで
履き心地が良く
歩きやすくて
安定感があり
雪のように
真っ白な
スニーカーでした。
膨れあがった
わたしの足が
すんなりと収まり
転倒の
リスクが少ない
理想的な
スニーカーでした。
この
雪のように
真っ白なスニーカーを
履いて
わたしは
まいにち
まいにち
リハビリに励みました。
安静期に
おそろしく落ちた
筋力を回復するため
以前のように
なめらかに
歩けるようになるため
わたしは
このスニーカーを履いて
歩行訓練も…
階段の
昇降訓練も…
横断歩道を
歩く訓練も…
（ 横断歩道を 横断中に
車に 撥ねられたため、
精神的な後遺症が
残ってしまったのです。）
がんばりました。
そして
どんなときも
このスニーカーは
わたしと
共にありました。
10秒間
立つことさえ
難しかった わたしが
次第に
歩けるようになる
すべての過程を
この
スニーカーが
支えてくれました。
車椅子時代も…。
歩行器時代も…。
松葉杖時代も…。
無事に
退院したあとも
わたしは
このスニーカーを
履き続けました。
雪のように
真っ白だった
スニーカーは
次第に
灰色がかってきました…。
それでも
わたしは
このスニーカーを
履き続けました。
中が
ふかふかで
履き心地が良く
歩きやすくて
安定感があり
わたしが
転倒しないように
守ってくれるからです。。。🍀
2018年が
終わるまで ずっと
わたしは
このスニーカーを
履き続けました。。。
実は
大阪での
朗読コンテストに
出場したときも
福岡で
朗読イベントや
朗読ワークショップを
開催したときも
本番以外の
すべての時間は
ずっと
このスニーカーを
履いていました。
このスニーカーは
入院中だけではなく
退院してからも
ずっと
ずっと
わたしを
支えてくれたのです。。。🍀
年があけて
2019年が、始まって…。
「 も う、 大 丈 夫。 」
ふっと
そう思いました。
いつも いつも
このスニーカーを
履かなくても
も う、 大 丈 夫……🍀
せめて
生徒様に
お会いするときは
他の靴を 履こう…。
わたしは
もう、だいじょうぶ、だから…。
もちろん
わたしは今でも
このスニーカーを
履くことがあります。
なんと言っても
中が
ふかふかで
履き心地が良く
歩きやすくて
安定感があり
わたしの
大切な
相棒ですからね。
小島香奈子
