こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
我が家の
食卓に
ふきのとうの
天ぷらがのぼりました🍀
ひと足早い
春の訪れ。。。
生き生きとした
緑色が
衣に
透けて見えます。
ほろ苦い
…というよりも
鮮烈なまでに
勢いのある、苦さ…‼︎
あぁ…。
みずみずしい
生命の、味がする。。。🍀
しみじみと
味わっていると…
この
ふきのとうが
祖母の家の
庭で採れたものだと
わかりました。
母が
草むしりを
していたときに
この
ふきのとうに
気づいたというのです。。。🍀
祖母は
まだ若くて
元気だった頃
庭仕事を
こよなく
愛していました。
こどもの頃
祖母の家に
遊びに行くと
祖母はよく
庭におりて
手入れに
精を出していました。
帽子を脱ぎ
タオルで汗を拭きながら
祖母は
庭の木や花の
話をしてくれました。
冷たい麦茶を
飲みながら
わたしは
そんな祖母の話に
耳を傾けていました。
祖母の額には
汗が光り
目は生き生きと
輝いていました。
頰をほてらせ
ご機嫌だった、祖母。。。🍀
あの頃
祖母の家の庭には
梅 の 木
松 の 木
海 堂
紅 葉
それから
山 吹
小 手 鞠
菊
彼 岸 花
雪 柳
などが
植えられていていました。
にぎやかで
生命力に溢れていた
祖母の庭。。。🍀
梅の木は
主人の不在に
気づいているのか
今はすこし、
元気が無いとのこと…。
けれど
亡き祖母の
家の庭には
こんなにも
生命力に溢れた
ふきのとうが
元気に
育ってくれていたのです。。。🍀
ありがとう。
ありがとう…。
ふ き の と う。。。🍀
小島香奈子
🍀小島香奈子の朗読イベント情報(╹◡╹)🍀 https://acros-info.jp/events/16602.html