こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
今月は
そして
今夜
放送されたのは
『 夢 十 夜 』
今週末に
『 夢十夜 』の
朗読ワークショップを
開催するので
楽しみで 楽しみで
本当に
待ち遠しかった この番組。
25分間は
あっという間でした。
わくわく
楽しんでいたら
一瞬で
終わってしまった感じです。
あぁ…。
『 夢十夜 』だけで
1ヶ月 特集して欲しかったなぁ。。。
今回
紹介されたのは
第 一 夜 ・ 第 三 夜 ・ 第 七 夜
でした。
隣で妹が
「 怖い…。 怖い…。 怖い…‼︎ 」
と
呟いていましたが…
今回の
アニメーションで
第一夜・第三夜・第七夜のみの
ラインナップだと…
恐怖の
深い深い谷に
突き落とされてしまうのも
よくわかります…。
今回の
アニメーションは
たいへん
恐ろしいテイストでしたが…
実は
わたしの
イメージにはぴったりでした ‼︎
特に
第一夜のこの場面…
【 黒い眸のなかに
鮮に見えた
自分の姿が
ぼうっと
崩れて来た。
静かな水が
動いて
写る影を
乱したように
流れ出したと思ったら
女の眼が
ぱちりと閉じた。
長い睫の間から
涙が頬へ垂れた。
――もう死んでいた。 】
ここなんか
もうイメージにぴったり…‼︎
【 ただ一面に真黒 】な
瞳の表現も
すごく良くて
そうそう
こんな感じ…‼︎
と思いました ♪♪
今日の
放送を観て
感じたことは…
この
アニメーションを
製作された方々は
原作から
受けたイメージを
大切にして
自信をもって
映像化したのだろうな。。。
ということでした。
文学を
味わうとき
思い描く
映像は 読者の数だけあります。
それが
優れた小説で
あればあるほど…
ひとり。ひとり。
異なる映像を
くっきりと
思い浮かべているものです。
それが
どのような
映像だとしても
自分の心が
受けとめたものを
自信を持って
声に出す。
朗読表現も
きっと、おなじ。。。🍀
25分間という
限られた時間のなかでは
全話の
紹介はありませんでしたが
阿部公彦先生が
NHKテキストの中でも
書いていらした
わからないものを
わからないまま受け入れる力 は
『 夢十夜 』を
味わううえで
とても
大切だと感じています。
とかく
現代を生きる
わたしたちは
物事を
極端に単純化し
一見
わかりやすい
答えや
理屈を
したり顔で並べて
【 わかったつもり 】に
なりがちです。
もちろん
わたしも、そうです…。
けれど
本当は
わからないことに
簡単に
答えを出さない…
わかったふりをしない…
単純化された
安易な解釈をしない…
ということの
大切を
あらためて
教えてもらったような気がします。。。🍀
【 Negative capability 】
わからないものを
わからないまま受け入れる力
良い言葉だなぁ…🍀
小島香奈子
🍀小島香奈子の朗読イベント情報(╹◡╹)🍀 https://acros-info.jp/events/16602.html