こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
たいへん
光栄なことに
審査員の
お仕事を務めさせて頂いた
令和元年度
福岡県高文祭放送コンテスト
福岡地区大会
🍀 朗 読 部 門 🍀
おかげさまで
今日
修猷館高等学校にて
無事に
開催されました。。。!!
コンテストに
参加されたみなさん…
顧問の先生方…
審査員の先生方…
無事に
帰宅できましたでしょうか…?
九州地方への
台風の急接近の影響で
ギリギリまで
延期さえも考慮されていた、この大会…。
( 今日
開催予定だった
福岡県内の
他地区の大会は
10月に延期となりました…。)
今日の
開催が確定した後も…
なによりも
参加される高校生のみなさんの
安全の確保の為に…
先生方が
大変、悩まれた上で…
開会式や決勝
そして審査員の講評のカット…
休憩時間を
短縮しての開催となりました…。
大会中も
窓の外は土砂降りで…
締め切った
会場内にまで
激しい雨音が
聞こえてくるような状況でしたが…
高校生のみなさんは
雨に
負けないような
しっかりと
張りのある若々しい声で
ご自分が選んだ
作品を、場面を。。。
懸命に
朗読していました。。。🍀
わたしが
担当した会場では
2階の
審査員席から
出場者の
みなさんが、よく見えました。。。🍀
緊張した面持ちで
順番を待ち…
丁寧に
姿勢を整え…
マイクの
位置を調整して…
ストップウォッチを片手に
渾身の
朗読表現。。。🍀
本当に
一生懸命なのが
2階席まで
ひしひしと、伝わってきます。。。🍀
冬の
九州大会は
言わば、新人戦です。
出場できるのは
1年生と、2年生だけです。
高校から
放送部に入部した1年生にとっては…
初めて経験する
公式の大会となります。。。🍀
肩に
力が入ってしまうのも…
声が
ふるえてしまうのも…
早口に
なってしまうのも…
ある意味では
仕方のないことです。。。
初めての
経験ですからね…🍀
わたしは
その初々しい姿に
微笑ましさと
愛しさを覚えながら
じっと
みつめていました。。。🍀
( もちろん
講評コメントは
びっしりと、記入していますよ!! )
もっと、肩の力を、抜いて…!!
もっと、朗読を、心から楽しんで…!!
そう
心の中で
エールを送りながら。。。🍀
緊張を
味方につけて
本番を
楽しめるようになるには…
やはり
場数を踏むことが、大切です…🍀
どんどん
場数を踏んで
緊張を
味方につけて…
本番を
心から楽しめるように
なって頂きたいです…♬
さて🍀
わたしは
事前に
課題作品を
読み込みながら…
高校生のみなさんが
どのように
作品を解釈し…、人物を造形し…
それを
自分の声で
どのように
表現するのかを
心から
楽しみにしていました。。。🍀
たとえば
課題作品のひとつ
朝井リョウさんの
『 星やどりの声 』では
小学生から
20代半ばの若者たち(6人きょうだい)が
メインの
登場人物です…🍀
朝井リョウさんは
この小説を
大学4年生の時に
執筆されています。。。🍀
当然
審査員よりも
高校生の
みなさんの方が
はるかに
作者や、登場人物の年齢に近く…
共感できることも
わたしたちよりも
数多くあるに違いありません。。。
その一方で…
俵万智さんの
エッセイ『 ちいさな言葉 』は
子育ての風景が
描かれていますし…
中国の作家
ポン・ヂエンミンの短編集
『 山の郵便配達 』は
日本とは
まったく異なる
異国の文化や、風景や、社会や…
そして
中年以降の
人生の辛苦が、描かれています。。。
まして
葉室麟さんの
歴史小説『 星火瞬く』は…
会場にいる誰もが
実際に経験してはいない
幕末の時代を
ドイツから来た
少年の目を通して描かれています。。。
これらは
『 星やどりの声 』に比べると
より
たくさんのことを
想像する必要があります。。。
彼らの
まだ柔らかな
みずみずしい感性が
いかに
これらの作品を捉え
声にするのか。。。🍀
わたしは
本当に楽しみで、楽しみで…
昨夜は
寝付けなかったほどです(╹◡╹)♬
そして
迎えた今日。。。
わたしは
《 若さ 》ということを
しみじみと
感じていました。。。
本当に
この子たちは
まだ若いんだなぁ。。。🍀
若い…というよりも
むしろ
《 幼い 》と言った方が
正確かもしれません。。。
なんて
柔らかな
解釈なのだろう…。
なんて
まっすぐな
表現なのだろう…。
この場面を
こんな風に、解釈するんだなぁ…。
この言葉は
《 切ない 》と感じたんだなぁ。。。
あぁ…。
本当に、若いなぁ。。。🍀
もちろん
若さゆえの
未熟さや、浅さもありますが…
それは
これから
ゆっくりと
時間をかけて
成熟してゆけばよいのです。。。🍀
大切なことは
多感な
高校時代に
朗読と出会えた…ということ🍀
( 人生の大きな財産ですよ!! )
そして
今しかできない…
高校時代にしかできない…
そんな
朗読表現に
挑戦しているということ。。。🍀
それは
とても、とても
素敵なことなのです…♡
( もちろん
どの年齢でも
《 その年齢だからこそ出来る
その年齢でしか出来ない朗読 》
はありますよ…🍀)
コンテストですから
今日の
段階での
順位というものを
数字で
つけなくては
なりませんでしたが……
わたしは
今日
出会えた
すべてのみなさんに
大きな大きな
将来性を感じました。。。🍀
それは
数字では
とても表現出来ないほど
たいへん輝かしい
みなさんの未来です。。。🍀
どうか
これからもずっと…
朗読を
続けてください。。。🍀
楽しみながら…
味わいながら…
朗読を
続けてください。。。🍀
年齢を
重ねれば重ねるほど…
いろんな
経験を積めば積むほど…
あなたの朗読は
豊かになります…🍀
深みを、増します…🍀
奥行きや、厚みが、出てきます…🍀
もしも運良く
挫折や、失恋を、経験できたなら…
あなたの朗読には
ぬくもりが、生まれます…🍀
優しさが、宿ります…🍀
芯の強さが、宿ります…🍀
輝きが、増します…🍀
深い味わいが、生まれます…🍀
すべての経験が
あなたの
今のみずみずしい朗読を
より
豊かで
素晴らしいものへと
変化させてくれるのです。。。🍀
わたしは
みなさんに
自分の
朗読表現が
自分の
成長に合わせて
ゆっくりと
成熟する過程そのものを
しっかりと
味わって頂きたいのです。。。🍀
楽しんで
頂きたいのです。。。🍀
焦らなくても、大丈夫…!!
みなさんには
まだまだ時間は
たっぷりと、あるのですから…♬
今日は
本当に、お疲れ様でした…!!
また
みなさんの
朗読を聴ける日を
心から
楽しみにしています。。。♬
🍀(╹◡╹)🍀
小島香奈子
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