こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
お母ちゃんは
陶芸家として
やりたいことをやって
成功した代わりに
大事なもんを、失った。
大事なもんを、失ったんや…。
これは
現在放送中の
朝ドラこと
『 スカーレット 』の
昨日（ 2月7日 ）
放送された回の中で…
ヒロインの
川原喜美子さんが
高校生になった
一人息子の武志くんに、言われた言葉です…。
観ていて
胸にグサっと
刺さるような言葉でした…。
わたしは
このドラマを
初回から
１回も見逃さずに
毎朝
楽しく観ています…🍀
このブログでも
『スカーレット』のことは
何度も
お話してきましたね♬
前向きで
頭が良くて、根性もある
働き者のヒロイン
川原喜美子さんが大好きで…
目の前の仕事に
ひたむきに
取り組む姿が大好きで…
旦那さんである
八郎さんとの
微笑ましい
エピソードも、大好きでした…🍀
八郎さんと
喜美子さんとの間に生まれた
武志くんの
こども時代は
本当に
無邪気で
可愛いらしくて…
コロコロと
転がってゆきそうな
可愛い声の
関西弁も耳に優しく…
本当に、毎朝
楽しみに観てきました。。。🍀
けれど
今週の展開には
たいへん
びっくりしてしまいました…。
一昨日（ 2/6 ）の
ブログでもお話したことですが
なんだか
とっても
複雑な気持ちに
なってしまったんです…。
仲睦まじい
おしどり夫婦だった
喜美子さんと
八郎さんとの関係に
亀裂が
入ってしまったのは…
表向きには
高額な薪代がかかる
《 穴窯 》での
制作をめぐってのことでしたが。。。
本当の理由は。。。
奥さんの
喜美子さんの方が
ご主人の
八郎さんよりも
陶芸家としての才能に
恵まれていたからでした。。。
喜美子さんが
八郎さんに陶芸を教わったり…
八郎さんを
純粋に尊敬していた頃は
ふたりは
誰もが認める
おしどり夫婦でした…🍀
ところが。。。
喜美子さんの才能が
やがて
大きく開花し始めて…
八郎さんが
教えていないやり方を
自分で
編み出せるようになってきた頃から
すこしずつ
ふたりの関係に
黒雲がたちこめはじめ。。。
ついに今週
わたしが密かに
恐れていたことが
起こってしまいました。。。
ドラマでは
喜美子さんの視点だけでなく…
まわりの方の心境や
八郎さんの心境なども
とても
丁寧に描いてあったので
誰が悪いという
問題ではないことは、よくわかります…。
喜美子さんも
八郎さんも
お互いのことを
大切に大切に
想っていたのに違いないのに…
陶芸家としての
才能の大きさや方向性の違いが
ふたりを
引き離してしまいました。。。
しかも
一人息子の
武志くんさえ知らない間に
ふたりが
離婚していたことが
昨日
放送された回の
セリフの中で明かされました…。
（ わたしは
びっくり ＆ ショックでした！！ ）
八郎さんの
反対を押し切って…
自分の
意思を貫き通して…
何度も
失敗した挙句に
ようやく
大成功した
喜美子さんの作品を
八郎さんは
ひとり静かに
涙を流しながら、見つめていました…。
すごいな。すごいな。
すごいな。 喜美子。
夫婦ノートに
そう書き記して
信楽を
去っていった八郎さん…。
初回から
このドラマを
１回も
見逃さずに観てきて…
ヒロイン
喜美子さんの人生を
ずっと
見守ってきていただけに
この場面は
本当にショックでした。。。
まるで
自分の夢を
叶えたことの代償のように
大切なひとが
去っていってしまった。。。
本日（ 2/8 ）
放送の回の
ラストシーンのナレーションは
大切なものを
失ったのだと、感じました。
一人息子の
武志くんが
５年間も
離れて暮らしていた
父・八郎さんと会って
進路の相談に
乗ってもらったときの話を
聴きながら…
喜美子さんは
何とも
言えない顔をしました…。
淡く
微笑んだような…
涙を
堪えているような。。。
その表情に
かぶせての、ナレーションです。
あんまりだ…！！
わたしは
悲しく思いました。。。
《 才能 》ってなんだろう…。
《 夫婦 》ってなんだろう…。
《 成功 》ってなんだろう…。
《 幸せ 》ってなんだろう…。
女性が
愛する男性を支えながら
自分の夢を
叶えることって
どういうことなんだろう。。。
簡単には
答えの出ない問いが…
いくつも
いくつも…
わたしの胸に
込みあげてきました。。。
小島香奈子
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