こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
更新しました♬(╹◡╹)♬
原民喜の随筆
『 絵にそへて 』です…🍀
この作品で
YouTubeへの投稿は
132本目となります♬
この作品も
青空文庫で
読むことができます…🍀
♬ こんな感じで、朗読しました ♬
( ↑ このURLをクリックすると
動画に飛びます♬ )
今日は
8月最後の日ですね…🍀
今日は
詩人で
小説家でもある原民喜の
『 絵にそへて 』という
文章を
お届けいたします…🌸
ご存知の方も
多いことと思いますが…
原民喜は
広島で被爆した体験を…
詩『 原爆小景 』や
小説『 夏の花 』等の
作品に残しました。。。🍀
そんな
原民喜の随筆を朗読作品にして
8月のうちに
YouTubeに投稿したことには…
わたしなりの
思いがあってのことです。。。🍀
今
《 随筆 》と書きましたが…
おそらく
この文章は
掌小説ではなくて
随筆だと思われます。。。🍀
随筆の場合
文章中に登場する
《 わたし 》は
作家自身であるとみなします…🍀
原民喜は
1905(明治38)年
広島県の
広島市に生まれました…🍀
ですから
この文章で描かれた
《 わたしが幼い頃 》とは
明治時代末期頃…
多めに見ても
大正時代の始めであったと
推測されます…🍀
この
文章の中では
万国旗が
掲げられていて…
外国の
こどもたちも
楽しそうに登場します。。。🌸
原民喜が
その体験を
詩『 原爆小景 』や
小説『 夏の花 』等の
作品に
残したことをふまえた上で
あらためて
この文章をみつめたとき。。。🍀
心に
うっすらと
悲しみが
こみあげてきてしまいます…。
言葉が
通じなくとも
笑顔を
交わしただけで
気持ちを
やりとりすることのできた
《 わたし 》の姉と
英語を話す
ピンクのドレスの娘…🌸
この
ふたりの少女たちが
やがて
戦争によって
敵同士に
なってしまうことを思うと…
胸が
しめつけられそうになります。。。
ところで…🍀
わたしは
この文章のラストの
姉の死を
語るセンテンスで
【 彼女 《 も 》 】と
助詞の《 も 》が
使われていることが
たいへん
気になりました…。
この
《 も 》という
助詞が
使われていることで…
姉以外の
誰かの死を
暗示しているからです。。。
原民喜の
お姉さんであるツルは
1918年には
すでに
死の床についていました。。。
ですから
お姉さんのツルは
原爆によって
亡くなったわけでは
なさそうなのです…。
わたしは
この文章を
朗読するにあたって
原民喜のお姉様が
若くして
亡くなったのはなぜか…
そして
お姉様以外に
いったい
誰が亡くなったのか。。。
そのことを
知りたいと思ったのですが…
インターネットで
調べられる範囲には限界があり…
残念ながら
その
あたりのことは
わかりませんでした。。。💦💦
もしかしたら
原民喜が
11歳のときに亡くなった
お父様の
原信吉さんの死を
含んでいたのかもしれません…。
あるいは
戦争で亡くなった
数えきれないほど
多くの方々のことを
指しているのかもしれません…。
それは
今日の段階では
わからないままでしたが…
それでも
作者が
伝えようとしたことを
すこしでも正確に
掴むことが出来るように
この文章を
ひたすらみつめて…
朗読してみました。。。🍒
あなたに
お楽しみ頂けたら
とっても嬉しいです…🌸
いつも
最後まで
読んでくださって
本当に
どうもありがとうございます!!
🍀(╹◡╹)🍀
あなたの
新しい毎日にも
たくさんの
幸せが訪れますように…♬
小島香奈子
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