こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
いつから
世界は
こんなにも
スピード狂に
なってしまったのでしょう…？
わたしには
【 はやいということ 】が
過剰に
高く評価されているように
思えてなりません。。。
たしかに
ひとの命に
関わるような場面では
一刻を争うでしょうし
効率を
重視した方が良い
仕事や状況などは
あると思います。
けれど
人生の
ありとあらゆるもの
まいにちの
暮らしの
すべてにわたって
ほんとうに
そんなに
急ぐ必要が、あるのでしょうか…？
時期が
早いということ。
年齢が
若いということ。
物事を
完成させるスピードが
速いということ。
それは
時と場合によっては
必ずしも
善いこととは限らない…
わたしは
そう考えています。
はやさは
ときに
稚拙さにつながります。
どれほど
優秀なひとであっても
若いうちは
わからないことが
山のようにあります。
インスタントなものが
長い時を越えて
大勢のひとに
愛されることは稀でしょう……。
ほんとうに
ひとの心に
響くもの
長く
愛され続けるものは
たいてい
充分な
時間をかけて
じっくりと
練り上げられ
磨きぬかれたものです。
巷では
あらゆる分野で
【 時短の工夫 】が
あふれ
紹介され
推奨されています…。
そんなにも
工夫して
生みだす、時間。。。
その時間を
何に
どのように、つかうのか。。。
現代を生きる
わたし達にとって
もっとも
贅沢なこと…。
それは
【 たっぷりと
時間をかけること。】
そんな風に
わたしは思うのです。。。
小島香奈子
