こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
バス停までの
道に
白梅を
みつけました。
平安時代の
貴族たちは
紅梅は
姿を愛でて
白梅は
香りを
愛でたのだそうです。
なんとも雅ですね…🍀
一月の
寒さのなかで
凛と咲く姿には
思わず
見入ってしまいます。。。
梅の花を
見ると
祖母を
思い出します。
祖父から
祖母に贈られた
唯一の
アクセサリー
それが
祖母の左手の
薬指に光る指輪でした。
その指輪には
梅に鶯が
彫られていました。
祖父の
思い出話に
目を細めながら
祖母は
いつも
ふっくらした
右手の指で
指輪を
優しく
撫でていました。
あんまり
毎日
撫でさするので
かつては
くっきりと
彫られていたという
梅と鶯は
しだいに
線がゆるやかに
なってきていましたが…
それでも
祖母は
嬉しそうに
楽しそうに
祖父の話をしながら
大切そうに
愛おしそうに
指輪を
撫でさするのでした。。。🍀
祖父の遺影は
いつも
穏やかな
笑みを浮かべて
そんな祖母と
わたしたちを
見下ろしていました。
祖母は、今。
光に満ちた
場所を目指して
旅を
続けている最中ですが…
間違いなく
祖父が
あたたかく
見守ってくれているに
違いありません。。。
おばあちゃん。
もうすぐ
おじいちゃんに
会えるね…。
やっと
会えるね…。
楽しみだね。。。🍀
小島香奈子
🍀小島香奈子の朗読イベント情報（╹◡╹）🍀 https://acros-info.jp/events/16602.html
