こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
先日
ある生徒様が
すこし
思いつめたような表情で
わたしは
朗読には、向いていないような
気がします…。
とおっしゃいました。
わたしは
とてもびっくりして
なぜ
そのように
思われたのか、お尋ねしました。
すると
生徒様は
わたしは
先生のように
たくさん練習できないんです…。
と、おっしゃったのです。
詳しく
お尋ねしてみると
その方は
興味のあることが
たくさんあって…
朗読の
練習の時間が
なかなか取れないそうなのです。。。
朗読って
たくさん、たくさん
練習しないといけないんですよね…？
生徒様は
わたしを じっとみつめて
こうおっしゃいました。
この生徒様は
とても真面目な方です🍀
毎回
しっかりと練習して
レッスンに
臨んでくださっています。
そして
この生徒様は
わたしのブログも
よく読んでくださっていて…
LINEで
感想を送ってくださることも
よくあります。
わたしが
寸暇を惜しんで
練習していることを…
よくご存在なのです。
わたしは
さらにじっくりと
生徒様からお話を伺いました。
そして
この生徒様は
朗読が
嫌いになったわけでも
朗読の練習そのものが
嫌いなわけでも
レッスンに通う時間が
ないわけでもなくて…
他の
やりたいことを我慢して
たくさん
練習することが
苦手だということが、わかりました…。
わたしは
ホッとして
生徒様にお伝えしました。
練習したくないときは
無理に練習しなくて大丈夫ですよ♬
🍀（╹◡╹）🍀
生徒様は
びっくりしたように
わたしの顔を見つめました。
生徒様が
お好きな
ヨガや
旅行をすることや
お料理をすること
それに
大好きな
ミュージシャンの
コンサートに行くこと…
それらはすべて
朗読表現を
豊かにすることなのです。。。🍀
もうすこし
正確に言うと
自分の好きなことに
打ち込むことや…
自分を大切にすることや…
さまざまな
経験を積むことは…
毎日を輝かせ
人生そのものを
とても豊かにしてくれます。
朗読表現には
そのひとの生き様が
素直に滲み出ますから…
経験する
すべてのことが
その方の
朗読表現を
磨き、高め、
深めてくれることなのです。。。🍀
なにも
原稿を声に出すことだけが
朗読表現の
稽古ではないのです。。。🍀
もちろん
原稿に向きあって
声に出すことの
時間と回数と情熱は
かならず
報われるものですから
練習を
積み重ねれば
確実に
表現力は磨かれてゆきます。
けれど…
焦る必要はありません。
その練習に
疲れてしまったときには
堂々と
他の好きなことをして
思いきり
楽しんで良いのです♬
わたしだって
美術館に行ったり
読書を楽しんだり
お散歩したり
コンサートに行ったり
お気にいりの
テレビ番組を楽しく観たり
朗読以外のことも
けっこう、たくさんしています🍀
わたしの
心を満たしてくれる
楽しく豊かな時間は…
ゆっくり、じわじわと
わたしの朗読に
潤いをもたらしてくれることを
よく知っているからです。。。🍀
そうお伝えすると
生徒様は
ホッたしたように
にっこりと微笑みました。。。🍀
そして
また朗読が
好きになりました。
そんな
嬉しいことを
言ってくださったのです…♬
小島香奈子
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