こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
こども時代や
青春時代の
友情や群像を描いた名作は
世界に
数多くありますが…
わたしが
もっとも好ましく思う
作品の終わり方は
なんといっても
登場人物たちが
🍀 それぞれの道を、歩みはじめる。 🍀
このパターンです。
こども時代も
青春時代も
永遠には続きません…。
期間限定の時代であり…
だからこそ
価値のある、眩しい季節なのです。。。🍀
やがて
成長して、大人になれば…
ひとり、ひとり
進路が
違うのはあたりまえです。
ですから
登場人物たちが
物語の中で
年齢を重ね、成長してゆく場合…
大抵
最終回では
それぞれの道を
歩んでゆくこととなります。。。🍀
わたしは
この切ないような
甘酸っぱいような別れのシーンが…
こどもの頃から
大好きでした。。。🍀
どんなに
仲の良い友達でも
ずうっと、ずうっと…
いつまでも
一緒にいることは出来ないと
頭のどこかで
わかっていたからかもしれません。。。
けれど
【 期間限定 】というのは
なにも
こども時代や
青春時代に限ったものではなく…
実は
大人になってからも
繰り返し
訪れるものなのですね。。。
自分の
25年間の朗読道をふりかえって
しみじみと
そう思います。。。
わたしは
高校入学と同時に
朗読と出会いました。
高校時代は放送部で…
大学時代では
アナウンス研究会などで…
社会人となってからは
朗読講座や
朗読イベントや
朗読ボランティア活動などで…
人生の変化と共に
朗読への
携わり方は
変化してゆきました。。。
30代半ばを過ぎてからは
朗読講師として
仕事をするようになったので
さらに
朗読への携わり方は
変化してゆきました。。。
そして
その変化にあわせて…
この
25年間のなかで
数え切れないほどの
出会いと別れを、繰り返してきました。。。
今までは
別れには、２種類ありました…。
自分で選んだ別れと、
自分では選べなかった、別れと。。。
でも
わたしにとって
代表を務めていた
朗読ユニットcom - nicoとのお別れは…
今までに
経験したことのない
まったく
新しい種類のお別れでした。。。
大好きだったけれど…
これからも
ずっと一緒に
朗読活動したかったけれど…
🍀 時 が 、 き た。 🍀
そんな感じなのです。。。
春が過ぎて
夏が来るように…
夏が終われば
秋が訪れるように…
そして
秋が熟しきって
冬が訪れるように……
自然の流れで
わたしたちに
それぞれの
時が、訪れてしまった。。。
自分で
選んだように見えて…
自分では
選べなかった、お別れ。。。
だけど
やっぱり
最後に
別れを選択したのは
わたし自身なのです。。。
嫌いではなくても
お別れすることはある…。
まるで
学校の卒業式のように
そのときがきたら
みんな
それぞれの道を、歩みはじめる。。。🍀
昨日まで
隣の席にいた子とも…
後ろの席にいた子とも…
毎日一緒に
お弁当を食べた子とも…
卒業式がきたら
もうクラスメイトではなくなって…
それぞれの道を
歩んでゆかなくてはならないのです。。。🍀
そして
卒業は
悲しいことではなくて…
一段上の
新しい、次のステージへと
向かうためのもの。。。🍀
きっと
今回のお別れも
わたしたちが
それぞれ
もう一段、上に行くために…
自然と
訪れたものだったのでしょう。。。🍀
おそらく
しばらくは
この
淋しさと切なさを
引きずってゆくのだろうな。。。
そして
いつか気づいたら
その淋しさや切なさでさえも…
全部
懐かしい思い出に
なっているのだろうな。。。
そうやって
これからもわたしは
出会いと別れを
繰り返しながら…
成長をしつづけながら…
泣いたり
笑ったり…
誰かと
喧嘩したり
仲直りをしたりしながら…
朗読道を
歩んでゆくのだと思います。。。🍀
小島香奈子
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