♡小島香奈子の今日も朗読日和♡

🍀福岡市在住の朗読家・朗読講師の小島香奈子のブログです🍀

◆芸術の、ほんとうの意味。


こんにちは。

朗読家・朗読講師の小島香奈子です。

 


2018年11月18日(日)  開催

『朗読とギターで奏でる物語』vol.2

 


聴きどころや

わたしの作品解釈などを

プログラム順にご案内しております。

(╹◡╹)🍀

 


最後に

お届けする物語は

 


O・ヘンリー

『最後の一枚の葉』です。

Copyright (C) 1999 Hiroshi Yuki結城浩

 


翻訳は、結城浩さん。


わたしは

結城浩さんの翻訳が

好きです。

 

 

この物語を

はじめて

わたしに

教えてくれたのは

 


小学校3年生のときの

担任の先生でした。

 


先生が

物語のあらすじを

生き生きと

お話してくださり

 


それは

わたしの心に

とても深く残りました。。。

 


父の本棚から

O・ヘンリーの短編集を

みつけだし

 

こっそり借りて

夢中でページを

めくりました。。。

 

 

やがて

おとなになって

 

朗読の道を

歩みはじめた

わたしは


ある朗読グループに

声をかけて頂き


そこで

ちいさな朗読会を


たくさん

開催することに

なりました。

 

 

わたしにとって

記念すべき

 

はじめての朗読会を

開催したのは

 


赤煉瓦文化館(福岡市文学館)でした。

 


この素晴らしく

可愛らしい


ちいさな

お城のような

煉瓦造りの建物は


わたしの心を

一瞬で

とりこにしました。

 


いままで

いろんな会場で

朗読してきましたが

 


わたしが

いちばん好きな会場は

なんといっても

赤煉瓦文化館(福岡市文学館)なのです。

 


そして

 

いつか

この会場で

11月に


O・ヘンリーの

『最後の一枚の葉』を朗読したいと


ずっと

ずっと

思ってきました。

 

 

尊敬する

クラシックギタリストである

岩松知宏氏との


コラボレーションが

ようやく

実現することになり


無事に

11月に

会場の予約も取れて


ついに

念願が

叶うこととなりました。

 


お客様には 

 

赤煉瓦文化館の

趣のある

上品な雰囲気とともに

 

O・ヘンリーの物語の世界を

味わって頂きたいと

思っています。

 

 

この物語と

向き合うとき


わたしは いつも


芸術の 意味について

芸術の ほんとうの価値について

考えずにはおれません……。

 

 

ベーアマン氏は

たしかに


社会的な成功をおさめた

芸術家とは

呼べないでしょう……。

 

けれど

 

まだ若いジョンジー

生きる希望を与えるために


自分の命を

危機にさらしてまで


彼は

【 傑  作  】を

生みだしました。


自分の

名誉のためではなく

栄光のためでもなく


ただ純粋に


上の階に住む

若い

画家志望の

ひとりの

女の子のために。。。

 

 

もしも

朗読が


芸術のひとつの

ジャンルであるならば…


わたしも

ベーアマン氏のようでありたい。。。

 


名を残すためではなく

社会的な成功のためではなく


たいせつなひとを

守るために


自分の持っている

すべてのちからを

惜しみなく

出し切って


清らかな達成感と

表現する喜びで

胸をいっぱいにして


最後の時を

迎えたい。。。

 

 

物語のラストに

演奏して頂く曲については

 

ほんとうに

時間をかけて

 

何度も

何度も

試行錯誤を

くりかえして


真心を込めて

選びました。

 


敬愛する

ベーアマン氏が

 

安らかな眠りに

つけますように。。。。

 

 


小島香奈子

 

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