♡小島香奈子の今日も朗読日和♡

🍀福岡市在住の朗読家・朗読講師の小島香奈子のブログです🍀

◆バトンを、つないで。。。


こんにちは。

朗読家・朗読講師の小島香奈子です。

 


朗読の

スタイルには

 


大きく分けると

 


ひとりで 

物語をすべて朗読する

【 ソロ朗読 】と

 


複数の読み手で

物語を分担して朗読する

【 群  読 】の

 


ふたつの

スタイルがあります。

 

 

そして

群読のなかにも

 

 

◆お芝居のように

   登場人物ごとに 担当の読み手がいて、    

   セリフとは別に

   地の文を担当する読み手がいるスタイル


※  地の文

  …セリフ以外の すべての文章のこと。

 

 

◆物語をいくつかのパートに分けて、

   順番に朗読するスタイル

   =リレー朗読

 


この 

ふたつの

スタイルがあります。

 


どの

スタイルにも

それぞれの

良さと魅力があります 🍀

 


でも

わたしは 

 


群読では

【 リレー朗読 】が好きです。

 


なぜなら

 

朗読の醍醐味を

じっくりと

味わえるから……。

 

もしも

地の文とセリフで

読み手を変えて


さらに

登場人物ごとに

読み手を変えれば、


たしかに


お客様には

物語の状況が

わかりやすいかもしれません。。。

 

けれど

わたしは…

 

 

朗読の 

醍醐味とは

 


自分の声だけで

 


物語の情景も…

複数の登場人物も…

時間の経過も…

登場人物の心境の変化も…

 


なにもかも

表現するところにある。。。

と 思っています。

 

それが

 

朗読と お芝居の

おおきな違いのひとつ

だとも 思っているのです。

 

 

それと、もうひとつ。

理由があります。

 


わたしは

学生の頃

運動会や体育祭で


【 リレー 】を見るのが

とても 好きだったのです。。。


(自分で走るのは たいへん苦手なので、

【 見る 】のが好きでした。。。)

 

 

クラスのなかでも

とりわけ 足の速い子たちが

選手として選ばれて

 


チームの勝利のために

全力で駆けぬける……

 


しなやかに

ちからづよく

伸びやかに…

 


風がうまれ

砂ぼこりが舞い

 


陽射しを受けて

歯を食いしばって…

 


なんといっても

いちばん

かっこいいのが

 


バトンを渡すところ……‼︎

 


全力を出し切った

ランナーが

最後の力を 振り絞って

バトンを渡す…

 


受け取って

握りしめて

次のランナーが

まっすぐに  走り出す…

 


あの、瞬間……‼︎

 


なぜだか

わたしは いつも

 

決まって

目頭が

熱くなるのでした。。。

 

 

もしかしたら

そこに


長い時間をかけて

行われる

 

ひとの営みの

縮図を

見ていたのかもしれませんね……。

 

 

あの頃の

記憶が

鮮やかなせいでしょうか。。。

 


わたしは

 


読み手が 

次の読み手に

バトンを渡すように

 


物語を

全員で

丁寧に

紡ぎあげる

リレー朗読が  

 

 

とてもとても

好きなのです。。。

 

 

 
小島香奈子

 

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