こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
15歳の頃。
朗読と
出会ったばかりの
わたしは
なぜ
自分は
朗読の天才ではないのだろう……と
ひどく
落ち込んだものでした。。。
練習しても
練習しても
練習しても……
まったく
上達している気がしないのです。。。
だれよりも
練習しているという
自負はありました。
だれよりも
朗読表現の研究だって
しているつもりでした。。。
けれど
あの頃の
わたしが望んでいた
【 目に見える結果 】を
どうしても
出すことができなかったのです。。。
あーあ。。。。
朗読の天才だったら
良かったのになぁ。。。
全然 練習しなくても
みんなから
「 すごいっ‼︎ 素敵っ‼︎ 素晴らしいっ‼︎ 」って
絶賛されるような
圧倒的な
ものすごーい才能が
欲しかったなぁー。。。。
そんなことを
真面目に
考えていました。
とっても
幼かったのですね…。
朗読と
出会って
24年経った、今は。。。
朗読の天才でなくて、
本当に
良かった、と
心から思っています。
もしも
わたしが 朗読の天才で
全然 練習しなくても
絶賛されるような
圧倒的な 才能の持ち主だったら……
きっと、
とっくの昔に
朗読を
辞めていたに違いありません。。。
わたしは
朗読の 奥の深さを
愛しているのです。
一筋縄では
ゆかないところを。。。
簡単に
上達できないところを。。。
思い通りに
ならないところを。。。
心から、
楽しんでいるのです。
🍀（╹◡╹）🍀
なぜって
こんなにも
難しいからこそ
思い描いていた
朗読表現に
すこしでも
近づけたときの喜びが
言葉に
できないくらい
大きいのです。。。
あふれる幸福感に
息をするのも
忘れてしまうくらい
それはそれは
圧倒的な
喜びなのです。。。
もしも
いとも簡単にできてしまったら…
この
あふれるような
幸福感は
決して
味わうことはできないでしょう。。。
もしかしたら
マラソンが お好きな方や
登山が お好きな方など
困難と苦痛が伴う（と、思われる）ものが
大好きな方には
わたしの気持ちが
わかっていただけるのではないかな…
と思います。
長い長い長い距離を
走るからこそ
高い高い高い山を
登るからこそ
味わえる
感動があるはず……。
朗読も、おなじです。
朗読の天才じゃなくて、
ほんとうに、良かった。
だって
こんなにも
朗読を
楽しめるから。。。
小島香奈子
