こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
先日
ひょんなことから…
【 稽 古 】 と 【 練 習 】の違い
について
話が盛り上がりました ♬
恥ずかしながら
わたしも
このふたつの言葉を
よく考えずに
なんとなく使っていました…。
みなさんは
【 稽 古 】という言葉と
【 練 習 】という言葉から
どのような
印象を受けますか…?
もちろん
いろんな
考え方や説があるとは思いますが…
わたしの
知り合いの日本語教師の方が
こんな
説明をしてくださいました🍀
◆稽古とは
古(いにしえ)を
稽(かんが)える
と書いて、稽古。
稽古は
伝統に生きる技や型を
大切にして…
先人が
編み出した技の【 形 】から入り
その形の
深い意味を考えながら…
自分の表現を作り上げて
磨いてゆくこと。
◆練習とは
習(なら)ったことを
練(ね)る
と書いて、練習。
それは
ただ単に
習ったことを
繰り返すだけではなくて…
習ったことを
参考にしながらも
創意工夫や
自己鍛錬によって
さらなる発展を目指すこと。。。🍀
簡単に
まとめると…
おなじ
研鑽の時間であっても
稽古は
伝統を大切にするもので…
練習は
ひとりひとりの
創意工夫を大切にするもの。
ということに
なるでしょうか。。。
先人の知恵を守り
発展させることが稽古であり…
切磋琢磨する時間を
練習という…
というご意見も出ました。。。🍀
その視点で
朗読表現を
ふりかえってみると…
これは
あくまでも
わたし個人の考えですが。。。
歴史的に
音読の習慣は長かったとしても
【 朗読 】が
表現ジャンルのひとつだとする
捉え方は
比較的
近年のものであり…
【 伝統 】と呼べるだけの
長い長い
時をかけて…
大勢のひとによって磨かれた
厚みのある積み重ねは
今はまだ
無いように感じています。。。
朗読の伝統は
いま、まさに、これから
生まれようとしているのだと
わたしは
考えているのです。。。🍀
そういう意味で
朗読表現を鍛錬する時間は…
練 習
なのだと思います🍀
そして
わたしは
練習が大好きです!!
習ったことを
練り上げてゆく。。。
自分なりの
創意工夫を凝らしながら。。。
練習って、素敵だな ♬
🍀(╹◡╹)🍀
小島香奈子
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