こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
蒸し暑い毎日が
続いていますね。
九州は24日に
梅雨明けだったとのこと…。
例年よりも
21日遅く梅雨入りし
5日遅い
梅雨明けだったそうですが…
なんだか今年は
梅雨という
時期があったというよりも…
蒸し暑い毎日の中で
ときどき
災害警戒レベルの
恐ろしく攻撃的な土砂降り。。。
そんな感じでした。
今年は
初夏が過ごしやすく
爽やかで
美しい毎日だっただけに
余計に
梅雨が
もはや、かつての梅雨では
なくなってしまった…
そんな感覚を
強く覚えました。。。
温暖化が
日本の四季のかたちを
じわじわと
侵食しているように思われます…。
この気象の変化が
日本人の美意識や
日本語さえも、変えてしまうのではないか…。
いま
わたしは
そのことを危惧しています。。。
気候や風土は
その土地固有の文化や民族性を…
そして
言語を、育むものです。。。🍀
日本語には
《 梅雨 》に関連する言葉が
数多くあります🍀
たとえば
長梅雨
走り梅雨
迎え梅雨
送り梅雨
戻り梅雨…
それに
ちょっと風流なものとしては…
◆菜種梅雨【なたねづゆ】
菜の花が盛りのころ
三月下旬から四月にかけて
長雨などのぐずついた天気のこと。
◆山茶花梅雨【さざんかづゆ】
晩秋にしとしとと降る雨。
などもあります。
しとしとと降る
かつての日本の梅雨が…
日本人の
繊細優美な美意識を育み…
そこから
梅雨に関する
いくつもの言葉が
生まれてきたのだと思います。。。🍀
優しい雨から生まれた
優しい言葉。。。🍀
温暖化に伴い
気候変動が続き…
攻撃的な雨が
通常のこととなってしまったら…
わたしたち日本人は
梅雨に関する
優しい言葉を
失ってゆくのではないか。。。
突発的で、攻撃的で、荒々しい…
そんな日本語が
増えていってしまうのではないか。。。
そんなことを思い
蒸し暑い空を
見上げているわたしです。。。
小島香奈子
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