♡小島香奈子の今日も朗読日和♡

🍀福岡市在住の朗読家・朗読講師の小島香奈子のブログです🍀

◆泣いても、いいよ。

 


こんにちは。

朗読家・朗読講師の小島香奈子です。

 


朗読講師になる前

わたしは 

 


おおきな病院で

働いていました。

 


お医者さまでも

看護師さんでも

ありません。

 


「外来クラーク」という

 


外来窓口で

 


患者さまの

受付や

検査のご案内をする

お仕事です。

 


通常は

ひとつの科に

所属するのですが

 


外来クラークリーダーだった

わたしは

 


さまざまな科の

窓口に立ちました。

 


どの科にも

忘れがたい思い出が

 


数多く

ありますが…

 


折にふれて

思い出されるのは

 


小児科です。。。🍀

 


注射や採血の

必要性は

 


大人ならば

充分に

理解できます。

 


あの

鋭い一瞬の

痛みを

 


好きな方は

いないでしょうが…

 


それでも 

 


黙って

耐えることが

大人なら、できます。

 


けれど

 


まだ

ほんとうに

幼い

 


ちいさな

ちいさな

こども達。。。

 


どんなに

怖いことでしょう…。

 


どんなに

嫌なことでしょう…。

 

 

とりわけ

 


すこし

おおきくなって

 


お兄ちゃんや

お姉ちゃんになった

こども達が…

 


一生懸命

 


痛みに

耐えようとしているとき…

 


小児科の

看護師さんが

 


        「  泣いても、いいよ。

             泣いても、いいんだよ。

             がまんしなくて、いいからね…。」

 


優しく

優しく

語りかける声が

 


忘れられないのです。。。🍀

 


あの声は

 


今も

わたしの耳に

 


柔らかく

残っています。。。🍀

 


あの声を

聞くたびに

 


わたしは

 


自分の方が

泣いてしまいそうに

なるのでした。。。

 


        「  泣いても、いいよ。

             泣いても、いいんだよ。

             がまんしなくて、いいからね…。」

 

 

わたし達

大人は

 


人前では

泣いてはいけないことに

なっています。

 


特に

ビジネスシーンで

涙を見せるなど

 


あってはならないこと、ですよね…。

 


それは

わたしにも

よく理解できます…。

 


けれど

大人だって

 


いえ…

大人だからこそ

 


時には

思いっきり

 


泣いた方が

良いように

 


わたしは

思うのです。。。🍀

 


ひとりきりの

部屋で…

 


お風呂のなかで…

 


お布団のなかで…

 


あるいは

 


映画や

お芝居や

コンサートや

 


ドラマや

漫画や

小説や…

 


心が

ふるえるものに

触れて

 


人目を

気にせずに

 


思いっきり 

わんわん

声をあげて

 


泣いた方が

良いように

 


わたしは

思うのです。。。🍀

 

 

 

小島香奈子

 

f:id:yoakenococoa:20181216170334j:image