こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
こどもの頃
夜の闇に
おびえた記憶は
ありませんか…？
夜。
保護者の方に
絵本や童話を
読んでもらいながら
あるいは
楽しい
つくり話をしてもらって…
その
優しい声を
聴きながら
安心して
眠りについた
記憶はありませんか…？
夜の闇の恐怖と
絶対的に
信用できる
おとなのひとに
守られているときの
あの甘やかな
安心感とは
セットになって
どれほど
時が流れても
ひとの心の
奥深いところに
ひっそりと
佇んでいるように
思われます…。
そして
おとなになって
わたし達が
夜の闇に
おびえることを
忘れてしまっても…
愛に
包まれて
守られていた記憶は
決して
忘れることは、できない。。。
なぜなら
その記憶は
あなたが
確かに愛されていた
証なのだから。。。
あなたを
守ってくれた
おとなのひとが
確かに
存在したことの
証なのだから。。。
その記憶は
たとえば
あたたかく
優しい声を、聴いたとき…
ふっと
胸の奥や
耳の奥に
よみがえり
【 自分は、確かに、愛されていた 】
ことを
柔らかく
思い出させてくれるのです。。。🍀
慌ただしく
過ぎてゆく
毎日の中で
うっかり
忘れてしまいそうに
なるけれど…
あなたが
こどもだった頃
あなたを
夜の闇の恐怖から
守ってくれた
おとなのひとがいたはず…
わたしが
おとなのひとに
向けて
朗読をするとき
いつも
心から
大切にしていることの
ひとつは
お客様の
心の中の
ちいさなお客様へ
あなたのなかの
ちいさな、あなたへ…
優しく
あたたかく
語りかけることです。。。🍀
あなたが
忙しい
毎日のなかで
うっかり
忘れかけてしまっている
遠い記憶を…
幼い
あなたのことを
精一杯の
愛で
夜の闇から
守ってくれた
おとなのひとのことを…
柔らかく
思い出すことが、できるように。。。🍀
小島香奈子
