こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
12月26日。
太陽のひかりを
あびて
あるお宅の
塀の上に
ちょこんと
並んでいたのは
ちいさな
サンタクロースと
トナカイの置物。。。
昨日までは
意気揚々としていた
笑顔も
今朝は
ちょっぴり
きまりが悪そう。。。
なんだか
サンタクロースも
トナカイも
もじもじ
しているように
見えてしまって…
わたしは
思わず
くすっと
笑ってしまいました…♪♪
ふふ。
昨日の今日だもの。
まだ、そこにいても、おかしくはないよ。。。
けれど
出勤してみると
街には
もうクリスマスの名残は
一切、無くて…。
ハロウィンが
終わるや否や
すみやかに
クリスマス
一色になった街並みが
今度は
あっという間に
お正月の雰囲気に…。
クリスマスの夜。
どれほど
大勢の方が
夜を徹して
…もしかしたら
26日の開店間際まで
飾りつけの
変更のお仕事を
なさったのかと思うと…
ほんとうに
頭が下がる思いです…。
けれど
ひとつの
行事が
終わったあと
あまりにも
迅速に
次の行事の
飾りつけに
変わってしまうことに
ほんのすこしだけ
淋しさと…
味気なさと…
気忙しさを…
感じてしまうのは
わたしだけ、でしょうか…。
まるで
「 ほらほら ‼︎
ぐずぐずしないでっ ‼︎
はい ‼︎ 次 ‼︎
はい ‼︎ 次 ‼︎
はい ‼︎ 次 ‼︎
・・・・・ 」
という
エンドレスな叫び声が
聞こえてきそう……。
あんなに
街中すみずみまで
クリスマスだったのに…
たった一晩で
街中から
クリスマスの気配が
消されてしまっている。。。
もうすこし
もうすこしだけ…
のんびりしても
良いのではないでしょうか…？
夏の終わりの
あの、ゆきあいの空のように
去りゆく夏の名残と
近づく秋の気配とが
混じりあい
とけあって
ゆっくりと
季節が
移ろってゆくように。。。
クリスマスの余韻を
とろりと
味わいながら
落ち着いて
ゆっくりと
お正月を迎える
準備を整えても
良いのではないでしょうか…？
26日の
サンタクロース。
わたしは
嫌いではありません。。。🍀
小島香奈子
