こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
悲しみには
おおきく分けると
２種類あるように思います。
心の鎧が
より強く頑丈になる
悲しみと
心の鎧が
ほどけて無防備になる
悲しみの
２種類です……。
祖母を
喪った
わたしの悲しみは
後者でした。。。
心を
覆っていた
硬くて
頑丈な何かが
すっかり
剥がれおちて…
わたしの
心は
柔らかくて
傷つきやすい
脆くて
壊れやすい…
そんな状態に
なってしまいました。。。
社会人としては
なかなか
しんどい状態です……。
けれど
それは
決して
不快な状態では
ありませんでした。
むしろ
わたしは
心が
剥きだしになったことに
心地良さを
感じたのです。。。🍀
青い空を
見上げただけで
涙が
あふれてきました。
白い雲や
ゆっくりと伸びてゆく
ひこうき雲の美しさに
目を見張りました。
割れ目から
顔を出している
雑草の緑が
心に染みました。
街で見かけた
こども達が
輝いて見えました。
本屋さんで
手にとった本の言葉に
花屋さんの
ポスターのコピーに
コンビニで
流れていた音楽の
フレーズに
ドラマの
登場人物のセリフに
心が
ふるえました。
何を見ても
何を聞いても
深く心に
染みてきたのです。。。🍀
あぁ…。
この感じは
よく覚えている。。。
わたしの心は
まるで
10代の頃のように
【 多 感 】な状態に
なっていたのです。
まだ
心に鎧をつけずに
世界と
向きあっていた
あの頃のように
ささやかな
出来事に
深く感動できる
力を
取り戻したのです。。。🍀
小島香奈子
🍀小島香奈子の朗読イベント情報（╹◡╹）🍀 https://acros-info.jp/events/16602.html
