こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
白梅の
咲く道を歩いて
バス停に
着くと
そこには
１本の
桜の木が
枝を
広げています。
春には
わたし達を
楽しませてくれる
この桜の木に
いま
焦茶色の
縮んだ木の葉が
二枚だけ
儚く
しがみついています。
けれど
よく目を凝らして
見てみると…
細い枝の先には
かたく
ちいさな蕾を
いくつも
いくつも
見つけることができます。。。
すべての
枝の先に
その
ちいさな蕾は
ついているのです…。
それはまだ
濃い茶色で
寒さから
身を守るかのように
きゅっと
縮こまってはいますが
この寒空の下で
すでに
着々と
春を迎える
準備が
進んでいるのです。。。🍀
あたたかくなったら
美しく
花開き
咲きほこるために
いまは
ゆっくりと
時間をかけて
力を蓄え
準備を
整えているのですね…。
季節の移ろいには
学ぶことが
数多くあります。
とりわけ
冬という季節が
いかに重要かを
学ぶのです。
花開く、春。
葉が生い茂る、夏。
実が実る、秋。
その
輝かしい
季節たちを支えている
重要な季節が
冬
だと思うのです…。
秋のあと
すぐに
春とならずに
冬という
季節が
訪れることに
神の意志と
自然の
偉大な知恵を
感じます。。。🍀
朗読に
出会って
まもなく
25年目の春を
迎えます。
ようやく
わたしにも
ちいさな
かたい蕾が
出てきたように思います。
一日
一日を大切に
この蕾を
あたためようと
思っています。
花開くときまで。。。
小島香奈子
🍀小島香奈子の朗読イベント情報（╹◡╹）🍀 https://acros-info.jp/events/16602.html
