( 前回の記事の、続きです。)
こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
わたしが
こよなく愛するテレビ番組。
今月の名著は
スペインの哲学者
オルテガ・イ・ガセット
(1883 - 1955)が著した
『 大 衆 の 反 逆 』
指南役は
今週の放送
第3回 『 死者の民主主義 』は
わたしの
心を
はげしく
揺さぶる回でした…。
番組のなかで
2011年3月11日
東日本大震災の直後に
新聞に
寄稿された
中島岳志先生の
記事が紹介されました。
【 死者と 共に 生きてゆく。 】
大切な人の
死は
あまりにも
大きな喪失で
心の中に
ぽっかりと 空いた穴に
戸惑うけれど…
死者は
いなくなったわけではない…。
【 死者】
として、存在している。
そして
後から必ず
【 出会い直し 】
がやってくる。。。🍀
中島岳志先生は
ご自身の体験として
大切な
ご友人を
亡くされたときの
お話をなさいました…。
あるお仕事を
しているときに
亡くなられた
ご友人が
すぐそばに
いらっしゃるような
気がしたと…。
そうして
ご友人の
まなざしを感じて
いい加減な
仕事をしてはいけないと
思われたそうなのです…。
生前
そのご友人は
そのような
倫理的なまなざしを
中島先生に
向ける方では
なかったそうです…。
そのとき
中島先生は
生前の
おつきあいとは
異なる
あたらしい関係が
生まれた、と
思われたそうです。
亡くなった人との
対話は
あたらしい形で
続いている。
出会い直したんだ。
あたらしい関係が
始まったんだ。
この
新しい関係を
大切にして
生きていけば良い。。。🍀
気がつくと
わたしは
テレビの前で
号泣していました。
小島香奈子
( 次回の記事に、続きます。)
🍀小島香奈子の朗読イベント情報(╹◡╹)🍀 https://acros-info.jp/events/16602.html