こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
更新しました♬ (╹◡╹) ♬
わたしは今
大好きな
八木重吉の詩集『貧しき信徒』の詩を
一編ずつ
大切に朗読して
YouTubeに投稿しています…🍀
さきほど
45本目の動画を、投稿しました♬
詩集『貧しき信徒』
全103編ある中の45番目の作品です…🌸
こんな詩です♬
『 梅 』
梅を見にきたらば
まだ少ししか咲いていず
こまかい枝がうすうす光っていた
( 青空文庫で
103編すべての詩を
読むことができます…🍀 )
♬ こんな感じで、朗読しました ♬
( ↑ このURLをクリックすると
動画に飛びます♬ )
この
『貧しき信徒』という詩集には
おなじ
タイトルの作品が
いくつも掲載されているんです…🍀
今日ご紹介する
『 梅 』というタイトルの作品も…
この詩集には
ふたつ、収められています…🍀
今日の作品は
その中のひとつめの作品です…🌸
ところで♬
日本では
奈良時代から
平安時代の中期頃までは…
詩歌のなかで
《 花 》と出てきたら
それは
《 梅 》のことでした。
それが
🌸 花といえば、桜 🌸
となったのは。。。
平安時代の
中期頃だと言われています…🌸
詩歌の世界では
花の代表ナンバーワンでは
なくなったものの…
今でも
梅の花は
わたしたち
日本人にとっては
たいへん
馴染み深い花のひとつですよね…🌸
なんでも
いにしえの文人たちは…
白梅は
その芳しい香りを愛でて…
紅梅は
その美しい姿を愛でたとか。。。🌸
風流ですよね♬
さて。
今日
ご紹介する詩の中で…
重吉は
せっかく
梅を見にきたのに
まだ
ほんのすこししか
咲いていなかったようですね…🌸
おそらくは
愛妻のとみと…
愛娘の幼い桃子と…
まだ
赤ちゃんの
長男の陽ニを連れて…
家族みんなで
梅を見にきたのではないかと
わたしは
想像しています。。。🌸
重吉は
家族をとても大切にしていて
その詩には
いたるところに
家族への
あたたかな愛情が
豊かに
あふれているからです。。。🌸
桜の花ならば
二部咲き
三分咲きという言葉をよく聞きますが。。。
もしも
せっかく家族で
梅の花を
見にきたのに…
まだ蕾が
綻びはじめたばかりだったとしたら…
ちょっぴり
残念だったかもしれませんね。。。
けれども
さすがに重吉は、詩人です…🌸
蕾をつけた
梅の細かい枝が
陽の光を透かして
うっすらと
光って見えることを
静かに
味わっているようです。。。🌸
兼好法師の
『 徒然草 』の一節…
花は盛りに、
月は隈なきをのみ、
見るものかは。
◆現代語訳◆
桜の花は満開のときばかり、
月は満月ばかりを見るものか?
いやそうではない。
ではありませんが……
たとえ
満開ではなかったとしても
自然には
どんな姿にも
美しさが
宿っているものです…🌸
この詩は
そんな
気持ちをこめて
朗読してみました♬
あなたにも
楽しんで頂けましたら
とっても
嬉しいです♬
いつも
最後まで 読んでくださって
本当に
どうもありがとうございます…🍀
🍀(╹◡╹)🍀
小島香奈子
🍒YouTubeのご案内🍒
『小島香奈子の朗読ライブラリー』
現在、
八木重吉の詩集『貧しき信徒』より
一編ずつ、朗読してお届けしています
♬ (╹◡╹) ♬
🍒 最新の10本はこちら 🍒
㊱『虫』八木重吉
㊲『あさがお』八木重吉
㊳『萩』八木重吉
㊴『西瓜を喰おう』八木重吉
㊵『こうじん虫』八木重吉
㊶『春』-① 八木重吉
㊷『春』-② 八木重吉
㊸『陽遊( かげろう)』八木重吉
㊹『春』-③ 八木重吉
㊺『梅』-① 八木重吉
🍀 朗読イベント
延期のお知らせとお詫び 🍀
2020年6月20日(土)
アクロス福岡・円形ホールにて
開催を予定しておりました
🍀朗読ここ・からあなたへプロジェクト🍀
◆朗読公演◆
『朗読とギターで奏でる物語』vol.7
および
◆小島香奈子の朗読ワークショップvol.9
〜芥川龍之介 『仙人』を読もう!〜
感染拡大防止のために
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延期することにいたしました。
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