♡小島香奈子の今日も朗読日和♡

🍀福岡市在住の朗読家・朗読講師の小島香奈子のブログです🍀

◆みんな みんな、やさしかったよ。


こんにちは。

朗読家・朗読講師の小島香奈子です。

 


2018年11月18日(日)  開催

『朗読とギターで奏でる物語』vol.2

 


聴きどころや

わたしの作品解釈などを

プログラム順にご案内しております。

(╹◡╹)🍀

 


シャンテって

ご存知ですか?


歌のメロディに

あわせて


歌詞を

朗読するものです。

 


わたしは

シャンテが

とても好きです。

 


歌を

歌うときや


音楽のない状態で

歌詞を

朗読するときとは

 

ひとあじちがう

魅力と趣が

シャンテにはあるんですよ♪

 

 

わたしに

シャンテを

教えてくださったのは

 


NHKのアナウンサー

佐々木謙介先生です。

 


今から14年前。

 


目の不自由な方のための

朗読・音訳ボランティアを

学び始めたとき


講座を通じて

教えていただきました。

 

 

歌と

物語の朗読の

あいだにあるような

 

 

ふしぎな味わい…

 

 

わたしは

出会ってすぐに

シャンテが

大好きになりました。

 


今回も

なにか   ひとつ

シャンテをしたいな。。。

 


そう思って

時間をかけて選んだ作品が


北原白秋

『からたちの花』です。


作曲は  山田耕筰

 


この作品は、

山田耕筰の自伝をもとに


北原白秋

詩に したためたのだそうです。

 

 

わたしは

この詩が


とても

とても

好きです。

 


シンプルな

やさしい言葉が

くりかえされ

 


柔らかく語りかける

 終助詞の

「  よ  」

 

 

朗読表現では


おなじ言葉の

くりかえしを

表現することは

とても難しいのですが。。。


この詩で

くりかえされる

 

言葉の響きの

まろやかさには

うっとりしてしまいます。。。

 


とくに

わたしが好きなのは

第 5 連 です。

 

 

 

からたちのそばで 泣いたよ。

 


みんなみんな  やさしかったよ。

 

 

 

こどもの頃。

心がひりひりしてしまったとき。

 


ひとりぼっちで

涙をぬぐっていたとき。

 


うつむいてしまった

心に


すうっと  染みた

優しい 声。

優しい 笑顔。

ゆびさきの ぬくもり。

 


遠い 記憶。

ふるさとの 空。

 


みずみずしい心に

からたちの

白い花は

どのように映ったのでしょう。。。

 

 

お客様の心に

こども時代が

ふんわりと よみがえるような

 


北原白秋の言葉と

山田耕筰のメロディが


柔らかく

溶けあうような

 

そんな
シャンテになりますように。。。

 

 

 

小島香奈子

 

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