♡小島香奈子の今日も朗読日和♡

🍀福岡市在住の朗読家・朗読講師の小島香奈子のブログです🍀

◆そんなにも、あなたは。。。

 

こんにちは。

朗読家・朗読講師の小島香奈子です。

 

2018年11月18日(日)  開催

『朗読とギターで奏でる物語』vol.2

 


聴きどころや

わたしの作品解釈などを

プログラム順にご案内しております。

(╹◡╹)🍀

 


 高村光太郎

『冬が来た』のあとに

 

『レモン哀歌』を

  お届けするのには、理由があります。

 

 わたしにとって

『冬が来た』は

 

 まるで

 傷つきやすい

 10代の男の子の

 

 魂の叫びのように

 感じられる

 詩

です。

 

 

けれど

 

『レモン哀歌』は


ほんとうに

ひとを

愛するということを

知った

 


最愛のひとを

喪うということが

どのようなことであるかを

知った

 

成熟した

おとなの詩 だと

感じるのです。

 

 

あんなにも

傷つきやすく


強がって

粋がって


虚勢をはっていた

男の子が

 

 

ひとりの女性と 

 

出逢い


彼女の 愛に触れ

 

彼女の 愛に清められ

 

彼女を 愛することを通じて

 


ゆっくりと

おとなに

なっていった。。。

 

 

その変化を

ふたつの作品を通じて

 

お客様と共に

味わいたいのです。。。

 

 

光太郎のアトリエの

新築祝いに

グロキシニアの花を

持って  訪ねてきた、

智恵子。

 

 

智恵子から

光太郎に贈られた

想いのほとばしるような

恋文。。。

 

 

彫刻家であり詩人でもある

光太郎と

 


油絵画家で切り絵も有名な

智恵子。

 


惹かれあう

ふたつの

才能 と 魂。

 

 

貧しさや

智恵子の精神の病や

自殺未遂という

 


闇を越えて

 


辿り着いたのは

 


こんなにも

こんなにも

 


清らかな愛

 


最愛のひとの

臨終を

描きながら

 


これほどまでに

美しく 

尊く

あかるく

純粋な愛を

描けるとは…

 

 

高村光太郎というひとの 

 

魂に

 

心から

 

敬意を表します。

 

 


小島香奈子

 

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