こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
わたしが
朗読の道を
歩むようになるまでの
お話の続きです。。。🍀
「 インスピレーション 」
この言葉を
わたしが
はじめて知ったのは
小学校3年生のときでした。
当時の
親友が、教えてくれたのです。。。
大人になった
今
ふりかえってみると…
あの頃の
親友の
視点や…
気づきや…
言葉の選び方が…
たいへん
大人びていることに
とても驚かされます。。。
わたしの方は
ほんとうに
こどもでしたが……
あの頃
わたしは
親友の書く
不思議な物語に 夢中で…
まいにち
まいにち
一生懸命…
交換日記に
感想を
綴っていました。。。
「 ボクは
香奈と出会ってから
この物語が
書けるようになったんだよ。。。」
学校からの
帰り道。
親友が 言いました。
わたし達が
通っていた 小学校は
校門を出ると
ながい坂で
並木の道でした。
その
ゆるやかな坂道を
並んで
歩きながら
ときに
立ちどまって
空を見上げながら…
わたし達は
語りあいました。。。🍀
言葉は
尽きることはなく…
こどもの時間は
ゆったりと流れていました。。。
「 構想は…
前から あったんだけどね 」
親友は
空を見上げ…
わたしは
親友の横顔をみつめ…
道の両側に
植えられた木が
みずみずしい緑を
揺らしていて…
ふいに
親友は
わたしの目を
のぞきこんで 言いました。
「 香奈と 出会って
こうして
いろいろ
話しているうちに…
インスピレーションが わいたんだよ…。」
小島香奈子