こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
弟が
帰って
我が家の
お正月タイムも
終わりました。
年末年始の
１週間を
ふりかえってみて
しみじみと
思うのは…
陽が
沈むときの
空を
ひさしぶりに
ゆっくりと
眺めることができたなぁ…
ということでした。
普段は
陽が沈む頃は
仕事をしているので
なかなか
ゆっくりと
夕焼け空を
眺めることはできません…。
けれど
年末年始は
お天気に
恵まれたこともあり
ゆっくりと
陽の
暮れてゆく空を
眺めることができました。
窓にもたれて…。
ベランダに出て…。
あるいは
散歩の途中で…。
はじめは
白色と金色の
ひかりが
柔らかく
溶けあっていた空は
次第に
赤味を帯びはじめ
遥かに
高い空から
透明な
青色
紺色
紫色と
色味を
増しながら
ゆるやかに
降りてきます。
それは
さながら
光沢のある
絹の衣が
ひそやかに
なめらかに
すべり落ちてくるかのよう…
フランスの詩人
ギイ・シャルル・クロウが
『窓にもたれて』
という詩で
描いたように
地平に残る
白いひかりは
まるで
繊細な花びらが
こぼれ散るかのごとく
美しく
気高く
格調高く
大地に染みて
消えてゆきます…。
どこからか
荘厳な音楽が
聴こえてきそうな
圧倒的な
ひかりのグラデーション。。。
ひとも
植物も
建物も
ひとしく
空のひかりを
際立たせる
シルエットになります…。
こどもの頃にみた
影絵のようにゆらめいて…
雲のない日は
いつも
空は
かくも美しい情景を
惜しげもなく
展開してくれているのですね。。。🍀
だのに
その
ほとんどを
見ていないなんて……。
クリスマスの
美しい
イルミネーションは
わざわざ
足を運んで
観にゆくのに…
自然が生みだす
この美しいグラデーションを
見上げるだけで
雄大に広がっている
虹色の大画面を
見逃してしまっているなんて。。。
ちょうど
レッスンと重なる
時間帯ではあるけれど…
今年は
可能なかぎり
空を
見上げたいと
思っています。。。🍀
この美しい
自然のひかりの
グラデーションを。。。
どこまでも
広がる
このなめらかな空を。。。
小島香奈子
