♡小島香奈子の今日も朗読日和♡

🍀福岡市在住の朗読家・朗読講師の小島香奈子のブログです🍀

◆車椅子に乗って。

 


こんにちは。

朗読家・朗読講師の小島香奈子です。

 


街なかで

車椅子に乗った方を

見かけると

 


わたしの心に

熱く込みあげる

 


ふたつの

情景があります。。。

 


ひとつは

昨年の春。

 


交通事故で

入院し

 


車椅子で

過ごしていた

自分自身のこと…。

 


そして

もうひとつは

 


わたしの

大学の卒業式に

 


両親と ともに

 


祖母が

車椅子に乗って

来てくれたことです。。。🍀

 


わたしの

実家は

福岡市にあります。

 


わたしの

母校は

東京にあります。

 


福岡から東京まで。。。

 


車椅子の

祖母を

連れてくるのは

 


とても

大変なことだったと

思います…。

 


けれど

 


わたしの

両親は

そうしてくれたのです。。。🍀

 


祖母の家と

わたしの実家は

 


「 味噌汁が 冷めない距離」に

 


あります。

 


保育園の頃から

ずっと

 


運動会

体育祭

誕生日

クリスマス など

 


こどもにとって

大切な行事に

 


祖母はいつも

参加してくれていました。

 


そして

そのことを

 


祖母は 

 


よく

嬉しそうに

話してくれていました。。。🍀

 


わたしの

大学の入学式は

4月1日でした。

 


4月1日は

仕事を休むわけには

いかなかったので

 


せめて

卒業式には。。。

 


と 両親は

思ってくれたようです…。

 


卒業式の日。

 


天候に恵まれて

青空が広がっていました。

 


わたしは

憧れの袴姿で


(  忘れもしません。。。

     10月1日に はりきって

     レンタル予約をしておいた

     美しい濃紫色の袴 ‼︎  )

 

 

母校の

シンボルである

角帽をかぶって

 


はしゃいでいました。。。🍀

 


あの頃

祖母はまだ

 


ふっくらした 

頰をしていて

 


にこにこと

目を細めて

 


わたしを

見つめてくれていました。

 


充実した

4年間を過ごした

 


大好きな大学を

 


両親と

祖母に案内する

わたしに

 


春の陽射しが

あたたかく

ふりそそいでいました。。。🍀

 


卒業式の翌日

 


両親と祖母と

わたしの4人で

 


はとバス

観光旅行をしたことも

 


今では

とても懐かしい 

思い出です。

 


観光地に

着くと

 


祖母の

車椅子は

わたしが押しました。

 


他愛ないことを

祖母と喋りながら

 


わたし達は

よく笑いました。

 


あの頃

わたしはまだ

22歳で


人生は

始まったばかりでした。。。🍀

 

 

 

 


昨年

入院していたとき

 


わたしは

生まれて初めて

車椅子で生活し

 


それが

いかに大変なことか

思い知りました。

 


病院の廊下は

障害物もなく

 


広くて

平坦で

まっすぐでした。

 


お手洗いなどの

施設も充実していました。

 


そんな

病院の中ですら

 

あんなに

大変だったのですから…

 


まして

 


福岡から東京へ

祖母を連れてくることが

 


どれほど

大変だったことか。。。

 


そのことを思い

 


大学の

卒業式のことを

思い出して

 


わたしは

両親に

 


深く深く

感謝をしました。。。🍀

 


そのおかげで

 


わたしの

大学の卒業式は

 


この上なく

素晴らしい 幸福な

思い出となったのですから。。。🍀

 

 

 

小島香奈子

 

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