こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
更新しました♬ (╹◡╹) ♬
わたしは今
大好きな
八木重吉の詩集『貧しき信徒』の詩を
一編ずつ
大切に朗読して
YouTubeに投稿しています…🍀
さきほど
72本目の動画を、投稿しました♬
詩集『貧しき信徒』
全103編ある中の72番目の作品です…🌸
こんな詩です♬
『 霧 』
霧がみなぎっている
あさ日はあがったらしい
つつましく心はたかぶってくる
( 青空文庫で
103編すべての詩を
読むことができます…🍀 )
♬ こんな感じで、朗読しました ♬
( ↑ このURLをクリックすると
動画に飛びます♬ )
おそらく
みなさんも…
今年の春に
緊急事態宣言が発令されて…
外出自粛要請が
出ていた頃は。。。
窓の外の
自然のささやかな変化に
すごく敏感に
なられたのではないでしょうか…?
わたしは
もともとインドア派で
家にいることは
基本的に大好きなのですが…🍀
それでも
自分の意思で家に居るのと…
外出自粛要請で
家に居るのとでは…
精神的に
かなり大きな違いがありました。。。
そして
普段の何倍も
窓の外の
自然の変化に
敏感になっていました。。。🍀
空の色や…
雲のかたちや…
風の強さや…
気温の変化や…
太陽の光の具合や…
小鳥のさえずりや…
自宅から見える
公園の桜の木の変化や……🌸
そういった
ささやかな自然の変化を
身体中の
感覚を研ぎ澄ませて…
味わっていたように思います。。。🍀
わたしたちが
八木重吉の詩と向きあうときに
もしかしたら
あの
外出自粛要請期間の体験は。。。
非常に
役に立つかもしれないと
わたしは
考えています。。。🍀
八木重吉が
これほどまでに
自然の
ささやかな変化に敏感で…🍀
それを
誠に繊細な感覚で
飾らず、シンプルに
詩の言葉として、紡ぎ出せるのは。。。🍀
詩人としての
研ぎ澄まされた感覚に加えて…
彼が
結核という
感染病に罹患していたこと、
そのために
基本的には
ひとに会うことに
制限があったであろうことが…
理由として
挙げられるように思うのです…🍀
八木重吉にとって
家族と
自宅のまわりの
ささやかな自然だけが…
🍀 触れることのできる世界 🍀
だったのではないかと
推測されるからです。。。
その視点から
今日ご紹介した
『 霧 』という作品をみつめてみると…
霧の
たちこめた
朝の時間帯に…
八木重吉の心が
つつましく
高ぶってくることは
誠に
自然なことであるように
わたしには、思われます…🍀
そして
この状況のなかにあって
八木重吉は
新しい一日が始まるときには
明るく
前向きな思いで
胸を
満たしていたことが、伺えます。。。🍀
わたしには
そのことが
なぜだか深く、胸に染み入るのです…🍀
この頃
まだ29歳だった
八木重吉の若さと。。。🍀
彼らしい
慎ましさを、思いながら。。。
朗読してみました♬
あなたにも
楽しんで頂けましたら
とっても
嬉しいです♬
いつも
最後まで 読んでくださって
本当に
どうもありがとうございます…🍀
🍀(╹◡╹)🍀
小島香奈子
🍒YouTubeのご案内🍒
『小島香奈子の朗読ライブラリー』
現在、
八木重吉の詩集『貧しき信徒』より
一編ずつ、朗読してお届けしています
♬ (╹◡╹) ♬
🍒 最新の10本はこちら 🍒
◆63作品目◆『くろずんだ木』
◆64作品目◆『障子』八木重吉
◆65作品目◆『桐の木』八木重吉
◆66作品目◆『ひかる人』八木重吉
◆67作品目◆『木』八木重吉
◆68作品名◆『お化け』八木重吉
◆69作品目◆『踊』八木重吉
◆70作品目◆『素朴な琴』八木重吉
◆71作品目◆『響』八木重吉
◆72本目◆『霧』八木重吉
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