こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
更新しました♬ （╹◡╹） ♬
わたしは今
大好きな
八木重吉の詩集『貧しき信徒』の詩を
一編ずつ
大切に朗読して
YouTubeに投稿しています…🍀
さきほど
８５本目の動画を、投稿しました♬
詩集『貧しき信徒』
全１０３編ある中の８５番目の作品です…🌸
こんな詩です♬
『 かなしみ 』
かなしみを乳房のようにまさぐり
かなしみをはなれたら死のうとしている
（ 青空文庫で
１０３編すべての詩を
読むことができます…🍀 ）
♬ こんな感じで、朗読しました ♬
（ ↑ このURLをクリックすると
動画に飛びます♬ ）
この詩集
『貧しき信徒』には
まったく
おなじタイトルの作品が
複数
掲載されています…🍀
たとえば…
『 涙 』や『 雨 』や『 夕焼 』などは
ふたつずつ…🍀
『 冬 』は、４つ…🍀
『 春 』は、６つ、あるんですよ…🍀
また
表記が異なるので
目で見たときは
異なるタイトルですが…
♬ 耳で聞いたときの、音はおなじ ♬
という
タイトルの作品も
２組、あるんです。。。🍀
１組目は
３２番目の作品『 童 ( こども ) 』と、
７４番目の作品『 こども 』♬
そして２組目が
今日ご紹介する『かなしみ』です…🍀
３０番目に
掲載されている作品は
漢字での
『 悲しみ 』でした…🍀
この
《 表記が異なる 》という点について
おそらく
八木重吉は詩人として
意識的に
行っただろうと
わたしは考えています。。。🍀
漢字の
『 悲しみ 』から
喚起される
わたしの悲しみのイメージは。。。
どこか硬質で…
同時に
どこか冷たい印象や…
疲弊した印象も、あります。。。
その一方で…
ひらがなの
『 かなしみ 』から
喚起される
わたしの悲しみのイメージは。。。
漢字の
それと比べると
もっと儚くて…
どこか柔らかくて…
さらさらと
こぼれてしまいそうな印象なんです…🍀
そして
今日の詩のなかで
《 かなしみ 》が
女性の身体に
喩えられていることにも
わたしは
注目しました。。。
この
詩のなかには
悲しみの
感情だけではなくて…
この悲しみに
寄り添い
受けとめようとする存在と…🍀
その存在への
八木重吉の
かすかな甘えの感情さえも…
わたしには
感じられるのです。。。🍀
無論
八木重吉が
このとき
本当に悲しかったことは
否定できません。。。
若くして
結核を病み…
仕事も
休職せざるを得なかった
八木重吉の
心境に寄り添って考えれば…
やり場のない感情に
激しい
憤りを覚えるときも
多々あったに違いないです。。。
あるいは
乾いた空虚な気持ちに
なにもかも
嫌になった瞬間だって
きっと
あったに違いないのです。。。
そのことに
思いを寄せながら…
そして
どんなときでも
八木重吉の
すぐそばに居て
八木重吉のことを
深く愛していたであろう
妻・とみの存在を
強くイメージしながら。。。
この短い
朗読作品を
大切に大切に作りました…🍀
あなたに
楽しんで頂けましたら
とっても
嬉しいです♬
いつも
最後まで 読んでくださって
本当に
どうもありがとうございます…🍀
🍀（╹◡╹）🍀
小島香奈子
今回の大雨で
被災された方々へ
心より
お見舞い申し上げます…🍀
一日も早い復興を
心より祈っております。。。🍀
🍒YouTubeのご案内🍒
『小島香奈子の朗読ライブラリー』
現在、
八木重吉の詩集『貧しき信徒』より
一編ずつ、朗読してお届けしています
♬ （╹◡╹） ♬
🍒 最新の10本はこちら 🍒
◆76本目◆『犬』八木重吉
◆77本目◆『柿の葉』八木重吉
◆78本目◆『涙』-② 八木重吉
◆79本目◆『雲』八木重吉
◆80本目◆『お銭』八木重吉
◆81本目◆『水や草は いい方々である』
◆82本目◆『天』八木重吉
◆83本目◆『秋のひかり』八木重吉
◆84本目◆『月』八木重吉
◆85本目◆『かなしみ』八木重吉
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嬉しいです♬ （╹◡╹） ♬
