こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
最近
なにかの
会員登録を
するときなどに
入力画面の
いちばん
最後に
【 わたしは
ロボットでは
ありません 。】
という
チェック項目を
よく
見かけるように
なりました。
中には
「 次の
写真の中から
横断歩道の
写真を
選択してください。 」
など
写真を
選択するように
指示されることも、あります…。
（ なんとなく
こういうテストは
ロボットこそ
得意ではないかと
思われますが…。）
そんなとき
なにか
背すじが
ぞくっと
するような…
ブラックテイストの
ＳＦの世界に
迷いこんでしまったような…
かすかな
違和感と
戸惑いを
覚えるのは
わたしだけでしょうか…？
わたしが
知らない間に
世界は
ロボット達が
自分の意思で
会員登録をする
世界に
なってしまって
いるのでしょうか…？？？
きっと
これからの
世界は
好むと
好まざるとに
関わらず
人間と
ロボットが
共に
生きていく世界に
なってゆくのでしょう…。
記憶力。
計算能力。
情報処理能力。
身体能力。
そして、容姿…。
おそらく
ロボット達は
あらゆる面で
人間の能力を
はるかに
超える存在に
なってゆくのに
違いありません。。。
そして
人間が
【 頭の中で考えた、完璧。】
を
体現する存在に
なってゆくような気がします。。。
そんな
世界になったとき
わたし達
人間が
【 人間らしくある 】
という
あたりまえのことが
今まで以上に
大切なことになってゆくと
わたしは
考えています。
あらゆる面で
わたし達
人間よりも
ロボットの方が
優れている…
そんな世界の中で
わたし達
人間にしかないもの…
わたし達が
ロボットに
負けないもの…
それは
きっと
【 こ こ ろ 】
そして
良い意味で
【 万能ではない、ということ。】
わたしは
天が
人間を
万能にしなかった
理由が
すこしだけ
わかるような気がします。。。🍀
だれがが
苦手なことを
ほかのひとが
得意だということ…。
それは
とっても
素敵なことです。
だからこそ
ひとは
自分の
好きなことや
得意なことを通じて
だれかの
お役に立てるのですから…。
あなたが
苦手なことや
不得意なことを
得意なひとや
好きでたまらないひとは
必ず
いるのです。
だからこそ
わたし達は
助けあうことが
できるし
孤独にならずに
すむのです。
心が
あって
あたたかな
身体があって
好きなことや
得意なこと
それに
たくさんの
苦手なことがあって…
そうです。
わたしは、人間です。
わたしは
ロボットでは、ありません。
小島香奈子
