♡小島香奈子の今日も朗読日和♡

🍀福岡市在住の朗読家・朗読講師の小島香奈子のブログです🍀

◆物語を、豊かに奏でるための、ヒント 。

 

 

こんにちは。

朗読家・朗読講師の小島香奈子です。

 


美しい表現や

素晴らしい表現に

触れたとき

 


必ず

 


わたしは

無意識のうちに

 


朗読表現に

結びつけて

 


学んだり…

 


分析したり…

 


比較したり…

 


朗読表現への

応用方法を

考えてしまう…

 


という癖が、あります。

 


とりわけ

音楽からは

 


実に

おおくのことを

学びます。

 


わたしは

常々

 


朗読と

音楽とは

 


たいへん

よく似ていると

感じています。

 

 

朗読も

音楽も

 

 

耳で聴いて、味わうものです。

 

 

そして

 


朗読における

楽譜は

文学作品です。

 


音楽の

世界でも

 


演奏者が

変わると

 


おなじ曲が

まったく

違う曲に

 


聴こえることは

よくありますよね。

 


朗読の

世界でも

 


読み手が

変わると

 


おなじ作品が

 


まったく

異なる作品に

聴こえてくるのですよ…。

 


読み手の

 


文章読解力

音声表現力

 


作品(楽譜)へのアプローチ法

 


好みと

個性と

力量によって

 


そこに

現れる物語は

 


まったく

異なる世界を

生み出すからです。

 


音楽。

 


とりわけ

メロディ楽器の

演奏からは

 

 

朗読表現に

応用できることが

数おおくあります。

 


それは

決して

 


物語に

節をつけて

謳い上げてしまう…

ということではありません。

 


素晴らしい

音楽に

 


じっくりと

 


耳を

澄まして

みてください……。

 


なんと

詩情豊かな

音なのでしょう。。。🍀

 


言葉が

ないのに

 


深く

語りかけてくるものに

 


じっと

 

 

耳を

澄ましてみてください…。

 


そこには

 


生々しく

剥き出しの

 


人間の心が

描かれていませんか…?

 


美しい自然が

描かれていませんか…?

 


生きること。

 


愛すること。

 


その

喜びや

苦悩が

 


ほとばしるように

音になって

溢れてはいませんか…?

 


こんどは

 


こまやかな

音色の変化に

 


注意を

向けてみてください…。

 


まるで

 


蝋燭の火が

一瞬たりとも

おなじ姿ではないように

 


一瞬、一瞬…

 


変化していることに

お気づきになりましたか…?

 


強弱変化

ひとつ取っても

 


おそろしく

繊細に

 


いくつもの

段階に

分かれていて

 


強さの中の

バリエーション

 


弱さの中の

バリエーションが

 


実に

豊かであることに

注目してください。。。

 

 

そして

 


音楽の

息遣いにも

 


注意深く

耳を

澄ましてみましょう…。

 


楽器の種類に

関わらず

 


ほんとうに

素晴らしい演奏には

 


息遣いが、あります。

 


それは

まるで

 


音色

そのものに

 


ぬくもりや

脈があるかの如く。。。

 


生きて

そこに

存在しているのです。。。🍀

 


そのぬくもりを

感じてみてください…。

 


生きている

音楽に

 

 

身を

委ねてみてください。。。

 

 

きっと

 


あなたの

身体中の細胞が

 


音楽に

共鳴していることを

 

 

感じるに

違いありません…。

 


続いて

 


演奏者の

顔の表情にも

注目してみてください…。

 


驚くほど

豊かなはずです。

 


わたしは

能面のように

つめたく無表情の

演奏者が

 


美しい音楽を

奏でるところを

見たことがありません…。

 


圧倒的なまでに

豊かな音楽は

 


驚くほど

豊かな

演奏者の表情から

生み出されているのです。。。

 


こんどは

 


演奏者の

姿勢や

身体の動きにも

注目してみます。

 


これは

 


楽器の

種類によって

おおきく異なりますが

 


身体ぜんたいを

ダイナミックに使って

 


全身で

音を

紡ぎだしては

いませんか…?

 


朗読では

 

 

音楽や

演劇のような

 


ダイナミックな

姿勢の変化は

ありませんが

 


豊かな声を

生み出すためには

 


顔の表情や

心の表情は

 


豊かでなくては、ならないのです。。。

 


自分が

いま

持っているもの

 

 

その

すべてを

総動員して

 


注意深く

こまやかに

 


繊細かつ

大胆に

 


物語に

ぴったりと

寄り添って

 

 

              声    を   、  紡    い   で

 

     物      語     を   、    奏     で    る   。  。

 

 

 

素晴らしい

音楽には

 


物語を

豊かに

奏でるための

 


ヒントが

いっぱい

あるのです。。。🍀

 

 

 

小島香奈子

 

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