♡小島香奈子の今日も朗読日和♡

🍀福岡市在住の朗読家・朗読講師の小島香奈子のブログです🍀

◆あの頃の、わたしは。

 


こんにちは。

朗読家・朗読講師の小島香奈子です。

 


昨日

6月16日(日)

キャナルシティー劇場で

 


劇団四季のミュージカル

『ライオンキング』を観ました♬

 


母と、妹と一緒に…🍀

 


ミュージカルをメインに

前後の時間で

 


お茶を

楽しんだり…♬

 


食事を

楽しんだり…♬

 


お洒落な

本屋さんを楽しんだり…♬

 


とっても

充実した楽しい一日でした…!!

 


そして

わたしにとっては

 


たいへん

感慨深い一日でもありました…🍀

 


『ライオンキング』を観るのは

  16年ぶりのことでした。

 


かつて

大学時代に

東京で15回以上…

 


大学卒業後に

 


福岡に

戻ってきて

1回だけ観ました。

 


わたしにとって

 


この作品には

特別な思い出があったのです。。。🍀

 


大学時代

わたしは

 


どうしても就きたいと

 


心から

強く強く強く望んだ

仕事がありました。

 


望むだけではなく…

 


実際に

その仕事に

就くための勉強を

 


数年間にわたって

真剣に続けました。。。

 


実は

大学2年生までは

 


中学・高校の

国語の先生の免許を取るための

 


教職過程も

選択していたのですが…

 


この

仕事に就くための

対策や勉強と

 

 

物理的に

両立出来ないと判断して…

 


迷うことなく

教職過程は諦めて

 


この仕事に

就く為の勉強に

専念することにしました。。。

 


寝ても覚めても

 


この仕事に

就くことだけを考えて…

 


この仕事に

就くことの出来た

先輩方にアポを取って…

 


何度も

ご相談に乗って頂き

 


先輩方からの

アドバイス

 


ひとつ残らず

全て、実行していました。

 


わたしが

『 ライオンキング 』を観続けていたのは…

 


ちょうど

その頃のことです。

 


周りの

ひとからは

 


「  小島さんには、絶対に無理だろう…。」と

 


思われていた仕事に

 


努力すれば

必ず就けると

 


わたしは

自分を信じていました。

 


信じてはいましたが……

 


並大抵の努力では

決してたどり着くことは

出来ないということも

 


よくわかっていたのです。。。

 


ただでさえ

就職超氷河期時代でした。

 


真面目に

就職活動をしても

 


正社員に

なることが

 


非常に

厳しかった、あの時代に…

 


わたしは

 


当時

全国で

 


たった

3名の女性しか

掴むことの出来ない仕事を

 


本気で

目指していたのです。。。

 


就職対策の

勉強の合間を縫って

 


わたしは

『  ライオンキング  』を観続けました。

 


『  ライオンキング 』の中の

『  お前の中に生きている 』という

 

 

素晴らしい

名曲の歌詞のなかの

 

 

             🍀   登れぬ山などない〜♬  🍀

 

 

この

フレーズを

聴きたかったのです…!!

 


CDは

もちろん

持っていましたが

 


生で…!!

磨かれた美しい歌声で…!!

 


どうしても

聴きたかったのです。

 


何度も。何度も…。

 


今思えば

 


倍率は

1000倍とも言われ…

 


全国で

たった3名の女性しか

 


内定を

もらえない仕事なのですから

 


採用されるよりも

 


落ちる

可能性の方が

 


はるかに

高いわけですけれど…

 


あの頃のわたしは

 


必ず

受かってみせる…!!  と

 


強く強く

思っていたのです。

 


けれど

21歳の、春。

 


わたしの

夢は絶たれました。。。

 


しかも

同時に失恋までして

 


目の前が

真っ暗になりました…。

 


栄光を

掴んだ後で

 


楽しく

観る予定だった

 


『  ライオンキング  』の

  S席のチケットを

 


わたしは

何枚も購入していました。

 


失意のなかで…

 


繰り返し

会場に足を運んだ

『  ライオンキング 』。。。🍀

 


挫折の

前と後では

 


ミュージカルの印象が

ガラリと変わっていました。。。

 

 

父の死を

乗り越えて…

 

 

王という地位に

つくことが出来た主人公のシンバ。。。

 

 

自分は

結局、愚かに滅んだ

スカー( シンバの叔父さん )と

おなじような気がしてしまったり……

 


夢の

実現に向けて

 


楽しく

努力をしていた頃の自分を

 


生々しく

思い出すのが

 


とても

辛かったことを、よく覚えています……。


(    しかし

      『ライオンキング』は

        大好きなミュージカルでしたし…

 


         せっかく取った

         S席のチケットを

         無駄にはしたくなかったのです…。)

 


さらに

地元・福岡に戻ってきて

 


就職浪人をしていた頃…

 


福岡市内にある

キャナルシティー劇場で

 


『  ライオンキング 』の

  ロングラン上映がありました。

 


たった1回だけ

観に行きました。。。

 


でも

まだその頃は

 


21歳の春の

挫折と失恋の傷が癒えていなくて…

 


生々しく

悲しみと痛みが蘇ってきてしまい…

 


せっかくの

素晴らしいミュージカルが

 


台無しに

なってしまいました。。。

 


大学時代の仲間が

 


夢を叶えて

活躍している姿を見るのが

 


言葉では

表現出来ないほど

辛かった時代です。。。


(  大学時代の仲間は

      テレビをつけたら出演していたり…


      大型書店に

      本が並んでいたりしました…。 )

 


一方

わたしときたら

 


いつまでたっても

就職が決まらず…

 


文字通り

何者でもなかったのですから。。。

 


わたしは

21歳の春の挫折と失恋を

 


自分でも

驚いてしまうほど

 


長年

引き摺り続けました…。

 


他の夢を叶えても

他のひとを好きになっても

 


それは

忘れることの出来ない

挫折と失恋だったのです。。。

 


あれから

16年が、経ちました…。

 


長いと言えば

長い時間ですが…

 


人生最大の

挫折と失恋が

 


完全に

癒えているかどうかはわからない…

 


微妙な

時間とも言えます…。

 


自分の心が

どのような反応をするのか…

 


正直に言うと

 


ミュージカルが

始まるまでは

 


わたしは

怖くてたまらなかったのです。。。

 


当時の苦しみが

 


生々しく

蘇ってきたらどうしよう…。

 


そう思って

胸がドキドキしていました。

 


けれど。

幕が開き…

 


狒々の

ラフィキが歌う

生命力の漲る素晴らしい

 


『 サークル・オブ・ライフ 』

       (   Circle   Of   Life  )を

 


聴いたとき…

 


その心配は

杞憂だったことに気づきました…!!

 


わたしは

とっくの昔に

 


21歳の春の

挫折も失恋も乗り越えていて…

 


すべては

青春時代の輝かしい

思い出となっていたことに

気づいたのです。。。🍀

 


それからあとは

ただただ夢中になって

 


『ライオンキング』を

  楽しみました…♬

 


あの頃とは

セリフや演出が

 

 

少しだけ

変わっているところもありましたが…

それさえも楽しみ…♬

 


ティモンとプンバァの

博多弁も堪能し…♬

(  東京では、江戸っ子口調でした。)

 


一瞬、一瞬を

一場面、一場面を

 

 

じっくりと

味わいながら楽しみました♬

 


『 ライオンキング 』

  名曲の向こう側に

 


あの頃の

わたしが見えました。

 


あの頃わたしは

 


未来を

まっすぐにみつめて…

 

 

楽しそうに

笑っていました。。。🍀

 

 


小島香奈子

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