こんにちは。
朗読家・朗読講師の小島香奈子です。
先日
朗読の
個人レッスンで
生徒さまが
たいへんユニークな表現を
なさいました🍀
面白い…（╹◡╹）！！
そう思った
わたしは
生徒さまに
表現意図を確認しました。
すると…
生徒さまは
「 わかりません。」と
おっしゃるではありませんか…。
かなり
個性的な表現です。。。
なんらかの
表現意図があって
敢えて
やっているとしか思えないような…
たいへん
独特な表現なのです。。。
これは
なにも考えずに
たまたま
出来るような
表現ではありません。。。
わたしは
丁寧に
再度、お尋ねしました。
すると
生徒さまは…
動画で検索して
たまたま
見つけた動画の朗読が
とても
かっこよかったので
それを
真似してみたのだと
おっしゃいました。。。
わたしがよく
好きだと思う朗読表現を
そっくりに
真似してみることは
上達のコツだと
お伝えしているからです。
そこで
わたしはまず
いろんな
朗読表現を聴いて
そこから
学ぼうとした姿勢そのものや…
「 いいな 」と
思った朗読表現を
じっくりと聴きこんで…
そっくりに
真似してみたことを、誉めました🍀
そのうえで
なぜ
その動画の方が
そのような
ユニークな表現をしたのか
生徒さまに
考えてもらいました。
その方は
なんらかの
表現意図を持って
あえて
その表現をしたに違いないのです。
また
もし
たまたまだったとしても…
その結果
ある効果が、確実に生まれています🍀
それは
どのような効果なのかを
具体的に
生徒さまに考えて頂きました。
最初は
首を傾げていた生徒さまですが…
次第に
自分なりの考えを
話してくださいました。
ここで
大切なことは
この考えが
正解か、不正解か…
ということではありません。
🍀 自分で考える、ということ。🍀
それが
とても大切なのです。
上達が早い方は
必ず自分で考えています。
考えて、考えて、考えぬいて。。。
自分なりの
答えを出しています。
だからこそ
身になって、力となって…
自分の
朗読表現に
取り入れることができるのです🍀
そして
他の作品や
他の場面にも
応用することが出来るのです🍀
表面的に
真似をしているだけでは…
常に
お手本がないと
なにも
表現できないという
たいへん
悲しい状態になってしまいます…。
また
他の作品への
応用力も身につきません…。
なぜ
ここで間をとったのか。
なぜ
ここで息遣いを変えたのか。
なぜ
ここで音を立て直したのか。
なぜ
この単語だけ
ゆっくり表現したのか。
そこから
どのような効果が生まれるのか。
その結果
どのように聴こえてくるのか。
そのような視点で…
素敵だな、と思う朗読を
じっくりと
聴きこんてゆくうちに…
次第に
🍀 朗読耳 🍀 が
育まれてゆくのです。。。
今は
とても恵まれた時代です。
朗読会に
足を運ばなくても
インターネットで
実に
さまざまな朗読を
聴くことができます。。。🍀
これは
時代の恩恵ですから
存分に
享受して
自分の糧に
していけば良いと
わたしは考えています。
ただし
そこで大切なことは…
きちんと
自分の頭で考えること。
自分の力で
自分なりの答えを出すこと。
答えは
時と共に変化しても、大丈夫です。
今の
自分なりの
答えで良いのです。。。
それが
できるひとこそが
本物の
表現者だと
わたしは思うのです。。。🍀
小島香奈子
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